Tungtung’s Nightmare 攻略ガイド【完全版】
ゲーム概要:夢と悪夢が交錯する狂気の2Dパズルホラー
『Tungtung’s Nightmare』は、手描き風のドットビジュアルと精神錯乱的な演出が融合した、2Dパズル・ホラー・アドベンチャーゲームです。プレイヤーは主人公「Tungtung」の悪夢に閉じ込められた世界を彷徨いながら、奇妙で不気味なギミックを解き、生還を目指します。
本作の最大の特徴は、「可愛さ」と「狂気」が紙一重で共存している点です。子ども向けの絵本のようなタッチながら、内容はシュールで恐ろしく、プレイヤーの精神をじわじわと侵食していく演出が高く評価されています。
ゲームの基本システム
- ジャンル:2Dパズルホラーアドベンチャー
- 操作:方向キー+Zキーで決定、Xキーでキャンセル/バック、Shiftで走る
- セーブ:セーブポイント制(悪夢の端末/ぬいぐるみ)
- プレイ時間目安:3~5時間(マルチエンディング)
マップ構造はシンプルながら、「解法が歪んでいる」「理不尽に見えるが筋が通っている」タイプの謎解きが多く、思考と観察力が問われる構成となっています。
チャプター構成と進行の流れ
章 | 主な舞台 | 目的 |
---|---|---|
Chapter 1 | 歪んだ学び舎 | 夢の中で閉じ込められた教室を脱出 |
Chapter 2 | 消えた家族の食卓 | アイテムと記憶を集めて家族の謎を解く |
Chapter 3 | ぐちゃぐちゃの動物園 | 絵本のパーツを集め、正しい順に並べる |
Chapter 4 | 鏡の病棟 | 分身と対峙し、真実を知る |
チャプターが進むごとに現実と幻覚の境界が曖昧になり、プレイヤーが信じていた“前提”が崩されていきます。各章の最後には“選択”や“記憶の回収率”によって進行が変化します。
Chapter 1:歪んだ学び舎 攻略ガイド
開始直後〜廊下エリア
- 机の中に「消しゴムの欠片」→ アイテム使用で“なかったこと”にできる演出
- ロッカーの裏に「鍵(名札つき)」→ 名札が“反転文字”になっているのがヒント
パズル:時間の時計合わせ
廊下奥の教室にある時計台にて「10:15」に針を合わせる必要がありますが、針は逆回転です。
正解手順は「→ → ← → ← ← →」の順で操作。
入手アイテム
- 黒板チョーク(イベント用)
- 壊れた鉛筆(後の“嘘の記憶”トリガー)
- 感情のかけら:赤(怒り)
出口ロック解除の条件
「3人分の出席カード」が揃わないと扉は開きません。
以下の場所にあります:
- 机の引き出し(無名の席)
- 掃除用具ロッカー
- 女子トイレの裏タイル(暗号“231”入力で出現)
Chapter 1のまとめと注意点
この章では“何が正しい記憶なのか”が揺らぎ始める演出が導入されます。画面のチラつき・BGMの逆再生・NPCの意味深な発言はすべて後の伏線なので、ログを見返す癖をつけると考察にも繋がります。
Chapter 2:消えた家族の食卓 攻略ガイド
エリア構成と探索の流れ
この章は“家庭の記憶”を主軸に進みます。プレイヤーは「過去の夕食シーン」を再現することで、家族との記憶を修復していく構成になっています。
- リビング:会話ログから会話内容を復元
- キッチン:3つの調味料を正しい順に組み合わせて料理を完成
- 浴室:“鏡に浮かぶ過去の影”を注視し続けると新ルートが開く
パズル:料理再現ギミック
冷蔵庫から「肉/塩/薬味」を取得し、コンロで調理。正しい順番はメモに示された調理順:薬味 → 肉 → 塩
。失敗すると「腐った記憶」が発生し、プレイヤーの行動にペナルティ。
重要アイテムと効果
- 写真のかけら(3枚):隠し記憶のトリガー
- 呼び鈴のボタン:記憶の中の「母」の影を呼び出す
- 感情のかけら:青(哀しみ)
Chapter 3:ぐちゃぐちゃの動物園 攻略ガイド
絵本パズルの解法
園内にバラバラに落ちている「絵本のページ(計5枚)」を集め、正しい順に並べ直すことでストーリーが補完されます。順序は:
- うさぎとあそぼう
- おにいちゃんはどこ?
- どうぶつえんはこわい
- みんなころされた
- ごめんね
間違えた順で並べると「もうひとりのTungtung」が出現し、一定時間追跡イベントに発展します。
注意すべきギミック
- クマ型人形:1回だけ会話可能。2回目以降は反応なし
- ぬいぐるみ棚:棚の順番に「黒→赤→灰→青→黄」で並べ替えると隠しイベント
収集推奨アイテム
- 感情のかけら:黄(混乱)
- 耳のないうさぎ(Chapter 4ルート開放に必要)
Chapter 4:鏡の病棟 攻略ガイド
エリアの概要とギミック
この章では“主人公の分裂した人格”と対話・対決していく構成になります。探索順によりエンディングが変化するため、慎重な行動が求められます。
- 鏡の部屋:すべての鏡像に「名を問う」→ 記憶の真実が明らかに
- 病室:ベッド上の影を調べると“真実ルート”に分岐
最終パズル:記憶再構築
これまで集めた“感情のかけら”を台座にセットし、赤 → 青 → 黄 → 無色
の順で設置すると扉が開きます。順序を間違えるとループ構造に突入し、Chapter 3に強制的に戻されます。
エンディング分岐条件
エンディング | 条件 | 内容 |
---|---|---|
トゥルーエンド | 感情かけら×4/耳なしうさぎ所持 | 自己和解/現実への帰還/記憶の修復 |
バッドエンド | 感情不足/記憶不完全 | 同じ悪夢へのループ/記憶の消失 |
ミラールート | 鏡像をすべて“破壊”した場合 | もう一人の自分に吸収される/視点交代型演出 |
よくある疑問とFAQ
- Q. セーブポイントはどこにありますか?
- A. 各章に2〜3カ所、ぬいぐるみ端末として存在します。光っていない場合でも調べると使用可。
- Q. パズルのヒントが少なすぎるのでは?
- A. 大半はテキスト・会話・背景オブジェクトに隠されています。見落としを防ぐため、観察重視が推奨されます。
- Q. バグや詰みはありますか?
- A. 稀にアイテム未取得で進行すると戻れない構造があります。できれば複数セーブを保持してください。
総評:歪んだ“心象風景”を歩く、短編ながら強烈な記憶を残す一作
『Tungtung’s Nightmare』は、ただのホラーでもなく、ただの謎解きでもなく、“記憶”と“精神”を題材にしたアート的アドベンチャーゲームです。短いプレイ時間ながら、濃密な心理描写、記憶のミスリード、世界の組み替えによって、プレイヤーに深い没入感を与えます。
可愛いビジュアルに誘われて始めたプレイヤーを待つのは、決して甘くない現実の影。悪夢の中で真実を探し、自分と向き合う覚悟を持った者だけが“夢の終わり”に辿り着けるのです。
追加:考察と裏設定、隠し演出ガイド
『Tungtung’s Nightmare』には、明示的には語られない裏設定や、発見しにくい“隠し演出”が多く盛り込まれています。これらを踏まえることで、本作の世界観はより多層的に理解されるでしょう。
裏設定とメタ視点の演出
- ぬいぐるみ端末の正体:プレイヤー(あなた)の視点を記録する“記憶再生装置”
- 「おにいちゃん」の存在:Tungtungの記憶における自責の象徴。すべての章に影だけ登場
- セリフの誤字演出:意図的に誤植されたテキストは“記憶の歪み”を表現している
隠し演出リスト
- 鏡の病棟で「ずっと見続ける」と自分がNPCとして立っている演出が起こる
- Chapter 2で特定の順に食器を並べると、かつての家族写真が一瞬だけ映る
- エンドロール中、Shiftを押し続けると“第三者の手書きメモ”が重なる演出に切り替わる
こうした細部に込められた意図が、本作をただのホラーゲームに留まらせず、“もう一つの記憶体験”として昇華させています。クリア後はぜひ周回プレイで新たな視点から観察してみてください。
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