Terra Nil 攻略ガイド【完全版】
『Terra Nil』は、破壊ではなく「再生」をテーマにしたリバース都市建設型のストラテジーゲームです。環境を復興させ、すべての建築物を回収し、自然に返す——この珍しい体験が、静かな感動をプレイヤーに与えてくれます。本記事では、各ステージの特徴や最適な攻略順、詰みを回避する施設配置のコツまで、あらゆる観点から本作を徹底解説します。
🌍 ゲーム概要と基本の流れ
Terra Nilは、次の3フェーズで構成されています:
- 再生フェーズ:浄水→緑化→電力整備
- 多様化フェーズ:草原・森林・湿地などのバイオームを構築
- 再利用フェーズ:すべての建築物を撤去し、ドローンで帰還
重要なのは「どこに何を先に置くか」。資源が限られているため、再生と回収を両立させる施設配置が勝負の分かれ目となります。
🛠 各フェーズのプレイ戦略
1. 再生フェーズ:緑の一歩目
- 地熱発電所や水車で発電基盤を構築し、灰土から緑地に戻します
- 川や海岸付近に「浄水装置」「土壌改良機」をバランスよく設置し、電力線を維持
- 灰土は焼却機で木を燃やして作るため、最初の森作りが非常に重要
2. 多様化フェーズ:バイオーム作り
ここでは複数のバイオーム(湿地・森林・草原・干潟など)を作成する必要があります。バイオームの種類はエリアごとに異なり、次のように相性があります:
バイオーム | 必要な条件 | 主な生成手段 |
---|---|---|
森林 | 湿度↑ 気温↑ | 気候制御+木の植生 |
湿地 | 水辺・低地 | 養水装置+苔地 |
干潟 | 海岸・河口 | 満潮エリアに生物投入 |
火山性草原 | 溶岩+冷却 | 噴火→水冷却 |
すべてを満遍なく作るのではなく、地形や残リソースに合わせた選択と集中が大切です。
3. 再利用フェーズ:美しい終幕
- このフェーズでは建物の撤去=クリア条件
- ドローンでリサイクル拠点を回収しつつ、最終的に母艦へ帰還
- 再利用用施設(飛行拠点・リサイクルパッドなど)の配置が不適切だと詰みます
- コツは「最後に通るルートを妨げないこと」
🧭 ステージ別攻略詳細
🌿 温帯地域(Temperate Zone)
初心者向けの導入マップ。バイオームバランスが良く、自由に試行錯誤できる。森林を作りやすく、湿地の配置練習にも最適。
- 焼却機 → 灰土 → 草地 → 森林 の流れが基本
- ドローンの初動位置を意識して施設を密集させすぎない
🌵 乾燥地帯(Desert Zone)
水が少なく、ポンプ配置と水車展開の戦略性が高い。草原よりサボテン系の緑化が主役。
- 地下水ポンプをマップ端に配置し、上流から順に水辺を展開
- 太陽電池や風力で発電ラインを安定化させるとリサイクルが楽
❄️ 極地(Polar Zone)
雪・氷・冷気が支配するマップ。気候調整装置の使いどころが非常に重要。
- まず溶岩を誘導し、冷却装置で地熱利用エリアを作成
- 海洋生態系の構築はサンゴと氷解パネルが鍵
🏙 廃墟都市(Urban Wasteland)
人工建造物と自然再生を融合させるチャレンジングなエリア。
- 瓦礫を利用して発電・土壌化・撤去と多目的に活用
- 最終的には高層物を再利用ルートに邪魔しないように設計が必要
💡 小ネタ・裏技・詰み対策
- ドローンは最大4体配置可能。リサイクル計画時に分岐拠点を作ると効率UP
- 動物出現は「条件+時間」でトリガーされるため、探索カメラは定期的に回す
- 施設設置ミスはCtrl+Zで1手戻し可能(使いすぎると実績無効)
- 一部ステージは隠し演出あり(虹、隕石、海流イベント)
✅ まとめ
Terra Nilは、単なるパズルストラテジーにとどまらず、プレイヤーに「残すものではなく、返すもの」を考えさせてくれる深いゲームです。ルート構築やバイオーム分布といったシステム的魅力に加え、音楽や演出も非常に完成度が高く、癒しと達成感を両立させています。
すべてを回収し、美しい地球を蘇らせたその瞬間に流れる静寂な演出は、間違いなくこのゲームの真骨頂です。
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