Slackers – Carts of Glory 攻略ガイド【完全版】
ゲーム概要:スローライフ系レースの異色作
『Slackers – Carts of Glory』は、ありえない形状の手作りカートに乗り、山道・都市・荒野などを舞台に仲間たちとレースを繰り広げる、物理演算系コミカルレーシングゲームです。ただのレースゲームではなく、カート設計・アップグレード・障害物攻略・スキル使用といった多彩なシステムが絡み合い、「脱線上等」「クラッシュ上等」の混沌とした面白さが魅力となっています。
プレイヤーは「Slackers(怠け者たち)」というゆるいコミュニティの一員となり、自作のカートで全16コースを走破。風変わりな仲間たちと競い合い、時に共闘しながら、スローライフな混沌と栄光を目指して進んでいきます。
基本システムと操作感
本作は見た目こそコミカルながら、物理演算に忠実な挙動・スキル使用タイミング・車両設計バランスなどを求められる、実はかなり戦術的なレースゲームです。
- 移動操作: WASD/矢印キーで前進・後退・左右回転
- スキル使用: Q/Eキーで特殊アクション(ジャンプ/ダッシュなど)
- アイテム使用: ステージ中のクレートからランダム取得
- 一時停止: Escキーでリスタート/カート再調整が可能
物理挙動には「カートの重量」「車輪の配置」「ジャンプ力」などが影響し、設計次第でまったく別の動きを見せます。スピード重視型、安定型、ジャンプ特化型など、プレイヤーの設計力が勝負を大きく左右します。
モード構成とプレイサイクル
本作のゲームモードは主に以下のように構成されています:
- キャンペーンモード: 全16コースを順番に攻略。新パーツ・仲間が解放
- カスタムレース: 自由にステージ・車両・天候を設定してプレイ
- オンラインマルチ: 最大8人まで同時レース可能。部屋制またはマッチング制
- パーツエディタ: ボディ・車輪・エンジン・特殊ギミックを個別に組み替え可能
ゲームの進行は「レース→パーツ回収→カート改良→次レース」というループで進みます。特にキャンペーンでは、新たな地形に対応するための構成変更が求められ、ただ勝つだけでなく「どう勝つか」を設計する楽しさがあります。
序盤攻略の基本:第1章〜第3章
第1章:Slackersの里(チュートリアルマップ)
ここではカートの挙動・地形の特徴・スキルのタイミングなどを学ぶことができます。初期カート「ボロバギー」は安定性が高いので、まずは操作感をつかむことを優先しましょう。
- ジャンプ地点は手前で加速を止めると成功しやすい
- 最初のスキル「エアブースト」は斜面中腹で使うと飛距離が伸びる
- 段差前で方向転換しすぎると、横転してリスタートになるため注意
第2章:草原ラリートラック
小さな丘が連続する高速セクションです。ジャンプしながらアイテムを拾う必要があるため、「バランス型構成」がもっとも安定します。
- 車体をやや前傾に設計すると、空中姿勢が安定する
- オフロードタイヤ(序盤のショップで購入可能)は必須級
- ギア比を落としすぎると登坂速度が低下するため注意
第3章:谷間のミルクレース
濡れた路面+ミルク噴出ギミックというカオスなステージ。ここでは“滑らない”ことが最優先。
- リヤタイヤをスパイク型に変更する
- 急カーブ前ではスキル使用を温存し、滑らせずに旋回
- ジャンプ台に対して斜めから入ると転倒リスクが高い
ステージの途中で「スパナクレート」が落ちているポイントがあり、拾うと中盤で重要なパーツが解放されます。スピードを捨ててでも回収しておくと後々楽になります。
中盤攻略:第4章〜第8章
第4章:メカニカル・モール
構造物ギミックが非常に多く、上下移動+可動障害物が連続するテクニカルなコースです。ここから明確に「構成勝ち」の難易度になります。
- 軽量+小回り型構成で障害物回避を重視
- トゲ付きスイングアームは「中速」状態でタイミングを見計らって突破
- オーバーヒート防止のため、連続スキル使用は避ける
第5章:空中庭園レース
浮遊床・風圧・落下ギミックが登場し、「落ちない」ことが最大のテーマになります。
- 前輪を大型に、後輪を小さくすることで“前傾姿勢”を保ちやすくなる
- 横風ギミックの直前ではスキルジャンプを使わないことが安定の鍵
- アイテム「バルーン展開装置」があると落下から復帰可能
第6章:雪原スライダー
スリップ&坂道が連続する氷上レース。トリッキーな構成が失敗しやすいため、安定重視がおすすめです。
- 「スノータイヤ(曲がりにくくなるが安定する)」を標準装備に
- 登坂時はスキルを使わず惰性で滑り上がるのがコツ
- 敵AIの妨害スキル(凍結スモーク)に注意。ライン取りをずらすと回避可能
第7章:廃工場ジャンクヤード
狭い通路と急勾配が特徴のステージ。車体の“高さ”が操作性に大きく影響します。
- 低重心構成を徹底。無理にジャンプ力を上げると着地で転倒する
- 一定間隔で登場する「プレスギミック」は、リズムを覚えることが鍵
- 重量級パーツをすべて外し、軽量フレームで挑むと攻略しやすい
第8章:山岳ハイライン
視界が悪く、かつ分岐ルートのある難関コース。最短ルートが正解とは限らず、攻略には視覚的な判断力が試されます。
- 分岐ルートのうち「左上ルート」が時間的には最速
- 途中のロープ橋は減速せず突っ切った方が安定する
- 坂道での空中回転によるブースト利用が鍵(スキル「スピンブースト」)
カート設計:最適化ビルド例
Slackersでは、ステージによって有利なビルドが大きく異なります。以下に代表的なカートビルドを紹介します。
名称 | 特徴 | おすすめステージ |
---|---|---|
クラシックバランス号 | 中重量+前輪駆動、汎用性が高くバランス型 | 第1章〜第3章 |
スカイホップMk.2 | 超軽量+後輪小型+空中安定型スキル装備 | 第5章(空中庭園) |
アイスブレーカーV | スノータイヤ+大型ボディで雪上でも滑らない | 第6章(雪原スライダー) |
トラクションモンスター | 低重心+パワー型、傾斜地・荒地に強い | 第7章・第8章 |
どのビルドもパーツの種類と配置で挙動が大きく変わるため、パーツの説明文をよく読み、テスト走行で微調整を行うことが重要です。
終盤攻略:第9章〜第12章
第9章:スチームシティ・ナイトレース
視界制限・電力ギミック・信号式トラップが登場する、見た目以上にテクニカルなコース。
- 「光センサー」ギミックで信号を赤にするとゲートが閉鎖される
- 最速ルートは“ダッシュ台→電力ルート→空中橋”の連携通過
- 「夜間視界強化ランプ」は中盤で開放されるパーツ。装備推奨
第10章:ドリフト峠
横滑り必須コース。ドリフトを前提とした設計が要求される高難度トラックです。
- 「リヤ滑走補正ギア」は必須。ショップで強化型を購入する
- 外周コースは距離は長いが落下リスクが少なく安全
- AIが妨害スキルを多用するため「スモーク無効デコイ」を用意
第11章:大空洞アンダーパス
上下反転、引き込み床、分岐ジャンプなどギミックが密集した混沌ステージ。
- 中盤の「反転走行」セクションは左右逆操作になるため慣れが必要
- チェックポイント直前で落下しやすい段差に注意。スキル温存を
- ルートによっては「ショートカット→再合流」のタイム削減が可能
第12章:Slackers GP・決勝戦
シリーズ全ギミックを盛り込んだラストコース。スキルの“正しい使い所”が明暗を分けます。
- ジャンプ→ギアチェンジ→ダッシュ→ブレーキの4連操作を1ターン内で実行する
- ライバルの「AIスーパーカート」は装備スキルの性能が高い。ライン取りと設計で勝負
- 最終カーブはカメラ視点が切り替わる演出あり、混乱しやすいため要注意
エンディング分岐と後日談
エンディング | 条件 | 内容 |
---|---|---|
ノーマル | キャンペーン完走 | Slackersの記念パレードが開催される |
トゥルー | 全レース1位クリア+仲間全員開放 | 全員が自由なレースを続ける後日談へ |
カオス | 特定ステージで自爆を繰り返す | 「裏Slackers」世界へ転送されるルート |
トゥルーエンドには特別なイラスト+各キャラの語り演出が追加され、コミカルな締めくくりながら感動的な内容に仕上がっています。
よくある疑問とFAQ
- Q. どうしても勝てないレースがある
- A. ステージごとの適正構成に切り替えて挑戦しましょう。全ステージで万能な構成は存在しません。
- Q. カスタムカートでオンラインに出られる?
- A. 見た目は反映されますが、性能は標準化されます。純粋なスキルと操作力勝負になります。
- Q. 特殊パーツが出ない
- A. 特定ステージの隠しルートやアイテム回収でのみ解放される「限定パーツ」が存在します。
- Q. フレンドとスコア競える?
- A. スコアボード機能があり、Steam経由でフレンド記録と比較可能です。
総評:混沌と設計美のぶつかり合い
『Slackers – Carts of Glory』は、ふざけているようで実は“操作と設計と戦略”を極めて高度に融合させたレースゲームです。ノリと笑いに満ちた世界観の中に、地形対策・挙動制御・ギミック克服など、本格派ゲーマーも唸らせる設計力が内包されています。
手作り感あふれるパーツ構成、物理シミュレーションの正確さ、そしてマルチプレイでの爆笑展開――そのすべてがプレイヤーの「挑戦したくなる気持ち」を刺激し、勝ちだけでなく“楽しさ”を追求するゲーム体験を実現しています。
奇抜なだけじゃない、ちゃんと奥が深い。そんな本作を、ぜひ自作カートで駆け抜けてください。
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