Post Trauma 攻略ガイド【完全版】

ADV(アドベンチャー)

Post Trauma 攻略ガイド【完全版】

『Post Trauma』は、クラシックなサバイバルホラーの雰囲気と現代的な視覚演出を融合させた、三人称視点のアドベンチャーゲームです。閉鎖的な空間に取り残された中年の鉄道職員ロマンが、現実と幻覚が入り混じる奇妙な世界から脱出を試みる過程を描きます。

本作は『サイレントヒル』や『クロックタワー』に影響を受けた静的演出と重たい心理描写が特徴で、固定カメラ、アイテム収集、環境パズル、マルチエンディングといった要素が魅力となっています。

ゲームシステムと基本操作

『Post Trauma』はプレイヤーに情報をほとんど提示せず、自分の感覚を頼りに探索・推理・戦闘を行うことになります。以下が基本の操作概要です:

  • 固定カメラ式視点:部屋ごとに視点が変化。急激な視点変化に注意。
  • 移動と調査:インタラクト対象は明示されないことが多く、空間を隅々まで調べる必要がある。
  • マップと日記:ヒントや進行状況は主人公の手帳(Journal)に記録される。
  • パズルのヒント:壁のメモ、写真、雑誌の断片、電話番号などあらゆる要素に仕掛けがある。

本作の特徴として「何が現実か分からない」演出が強いため、既視感のある部屋でも別解が存在する場合があり、同じ場所に何度も戻る必要があります。

チャプター構成とセーブ仕様

ゲームは大きく次のような構成に分かれています:

  1. 地下鉄セクション(起床直後)
  2. 廃棄施設と監視エリア
  3. 精神病棟・異界パート
  4. 最終章・自己対峙空間

セーブはオートセーブ+記録媒体(テープ)の使用による手動セーブの両方があり、こまめに記録することが推奨されます。

チャプター1:地下鉄駅構内

ゲームの開始地点である地下鉄構内では、基本操作の確認と最初のパズルが待ち構えています。以下、主な流れをまとめます:

① 開始部屋〜最初のパズル

  • 目覚め後、周囲の環境を調査。ロッカー内に「手帳」と「メモ」がある。
  • 赤い扉の前に落ちているカードキーを拾う。これは地下通路の鍵となる。
  • 一部のアイテムは「組み合わせて使用」できる(例:ヒューズ+制御装置)

② 謎解き:改札機のパネル

改札を通過するには、制御盤に4桁のコードを入力する必要がある。ヒントは壁に貼られた「197X年開通」「16時16分」などのメモ。

この謎の正解は「1616」となっており、入力後に駅構内が停電し、強制的に別空間へ移行する演出が入ります。

③ 暗闇での探索と武器の入手

  • 懐中電灯をロッカーから入手(必須アイテム)。切らさず装備すること。
  • 壊れたホーム奥で「スパナ」を入手。これが最初の近接武器となる。
  • 敵はまだ出現しないが、不穏な音や視界異常が発生。心理的な不安を煽る演出に注目。

メモ:収集アイテム

アイテム名 用途 備考
手帳 ヒントや記録確認 すべての謎に関わる中心的存在
スパナ 戦闘・ドア破壊 後の場面でも再利用される
ヒューズ 配電盤復旧 複数個所で必要になるので使い切らないこと

チャプター1の最後では、暗闇を抜けて「異空間ホーム」へ到達することで次のステージへと進みます。

チャプター2:廃棄施設と管理区域

チャプター1を抜けると、ロマンは見知らぬ監視施設へと移動します。ここからは敵が出現するため、本格的なサバイバル要素が加わります。

① 廊下の監視カメラとセンサー

  • 監視カメラの視界に入ると警報が鳴り、警備ドローンが出現。
  • EMPグレネード(制御室横)を入手し、使うことでカメラを一時停止可能。
  • ライトの反射を利用した視界トリックが有効。ミラーの前で移動すれば反応が減る。

② 敵の種類と回避方法

敵名 特徴 対処法
アノマリー01 人型だが異常行動。無音で接近。 ライトOFFで回避、背後を向けない。
セキュリティドローン レーザー視認型。接近即射撃。 物陰+EMPで停止、または誘導して閉じ込め。

③ セキュリティコードの謎解き

複数の監視エリアを通過するには、ログファイルと配電盤を利用したパズルを解く必要があります。

  • ヒントは「日記の1ページ目」に記載されたタイムスタンプ
  • 端末上で「セクター→サブセクター→ルームコード」の順で照合
  • 不正解時はセクターごとにリセットされるため慎重に

チャプター3:精神病棟〜異界領域

ゲーム中盤の最大の山場です。主人公の精神が不安定になり、幻覚・幻聴・過去の記憶が混在した不気味な空間に迷い込みます。

  • 幻覚イベント:過去の家族・列車事故のフラッシュバックが複数発生。感情を反映した行動でエンディングが変化。
  • 鏡の世界:同じマップ構造だが逆配置の「鏡空間」が登場。通常空間での行動が反映される。
  • 記憶復元パズル:手帳・写真・音声メモを正しい順で配置するパズルあり。

マルチエンディング分岐条件

『Post Trauma』には少なくとも3種類のエンディングが存在し、特定の行動・収集・選択によって分岐します。

エンド名 条件
グッドエンド すべての記憶を回収+罪の告白を選択する
ノーマルエンド 収集不足/行動中立。デフォルト進行での結末
バッドエンド 回避・無視を続けた場合。自己逃避を選択

収集要素:手記・音声・写真

各チャプターには収集アイテムがあり、すべて集めると真相や背景が補完されます。

  • 音声メモ:録音された自問自答。回想イベントの鍵
  • 記念写真:家族関係の暗示。壁や引き出しにある
  • 日記の切れ端:過去の職務記録や同僚の痕跡

一部は隠しルームにあり、特定の行動でしか出現しないギミックも存在します(例:一定時間部屋に留まる)。

隠し要素と裏ルート:トゥルー分岐の条件

『Post Trauma』には、通常の分岐ルートに加えて、プレイヤーの行動によってのみ発生する隠し要素・裏ルートが存在します。以下にその条件を整理します:

  • 鏡の部屋での“沈黙イベント”を見る:一定時間動かずに放置すると特殊なモノローグが挿入され、記憶フラグが更新されます。
  • メインルート外の扉に3回以上干渉する:行き止まりの部屋にもフラグが存在し、「脱出意志」に関連した分岐が起こります。
  • すべての写真収集+鏡空間で“対話”選択:このルートのみ、ラストに母親の幻影と再会し、明確な許しと和解が描かれます。

これらを満たすと、通常とは異なるエンディング演出が追加され、スタッフロール後の“白紙のページ”が埋まる演出となります。

エンディング後の考察:ラストの意味とは?

本作の物語は明確な説明を避け、プレイヤーに「考える余白」を与える構成となっています。以下はその解釈の一例です:

  • ロマンは本当に生存していたのか?
    → ラストの病院シーンは死後の幻覚であり、「死後に自分の罪を直視し、ようやく成仏する」過程とも取れる。
  • 息子や妻の存在は実在か?
    → 写真や記憶は明確だが、会話が一方的な点から“ロマンの投影”である可能性もある。
  • Post Trauma=PTSDのメタファー
    → タイトル通り、「トラウマの再体験(リトラウマ)」が探索要素そのものになっている。

トゥルーエンドでしか明かされない細部(例:妻の名前、列車事故の背景)が重要な鍵となっており、ゲーム全体が“記憶を整理するセラピー”のような構造を取っています。

Steam実績一覧と解除条件

実績名 解除条件
目覚め ゲームを開始し、最初の記録を取る
無傷の逃亡 チャプター2をノーダメージでクリア
回収者 写真・日記・録音をすべて入手
過去と向き合う ラストで“許す”を選択してエンディングに到達
セラピー完了 トゥルーエンドを閲覧

実績のいくつかは「隠しトリガー」が存在し、特定の行動を連続して取る必要があります。1周目では到達しづらいため、2周目以降を前提に設計されている実績もあります。

よくある疑問とFAQ

Q. 謎解きの答えが難しすぎるのですが?
A. 多くは環境ヒントや手帳に答えが隠されています。とにかく「見る」「止まる」「書く」ことが重要。
Q. 戦闘が難しいです。
A. 本作は戦うゲームではなく「避ける」「回避する」ゲームです。攻撃は最終手段。
Q. バッドエンドを避けたいです。
A. 鏡世界で過去の自分に「向き合う」選択を取れば回避できます。
Q. ストーリーが難解です。理解の順序は?
A. 各記憶アイテム(写真・日記・音声)を集めてから最終章に進むと自然と明かされます。

開発背景と制作意図:Post Traumaはなぜ“怖い”のか

『Post Trauma』の開発はインディーデベロッパー「RED SOUL GAMES」と個人クリエイターRoberto Serraによって進められ、クラシックホラー愛好家への強いリスペクトが込められています。とくに、次の3点が“心理的な怖さ”の源となっています:

  • 視覚の不安定性: 固定カメラ視点+視界の歪み・急な構図切替による緊張の演出。
  • 音響の対比: 完全無音から突然の重低音、壁越しの足音など、耳に訴える恐怖。
  • 現実と幻覚の曖昧さ: プレイヤー自身が「何を信じてよいか分からない」感覚に誘導される。

Roberto氏の発言によると、「ゲームとは“プレイヤーの心を揺さぶる演出を伴った対話”である」としており、Post Traumaではあえて説明不足や異常な空白を入れることで、個人の想像力を刺激する構成を意識したとのことです。

音響と環境演出のディテール

本作の“音”に関する演出は、ジャンプスケアではなく、持続する緊張感を重視した作りになっています。

  • ドアを開けるときのわずかな「軋み」の音量差
  • 敵の近くに来た時だけ“脈拍音”のようなBGMが混ざる
  • 記憶空間では雨音・時計音・電車の警報音がミックスされて不安感を助長

また、無音が長く続くことで、プレイヤーが「次の音」を過剰に意識するようになり、結果として何もない場面にも強い緊張感が生まれます。

コミュニティの反応と今後の展開

海外を中心に『Post Trauma』は高評価を獲得しており、SNSやSteamレビューでも以下の点が注目されています:

  • 「クラシックホラーへの原点回帰」:サイレントヒルの精神的継承作として評価
  • 「中年男性主人公の哀愁」:感情移入の深さがリアル
  • 「短編でありながら濃密な世界観」:考察・解釈の余白を楽しむプレイヤーが多い

公式XではDLC対応や追加エピソードの配信が示唆されており、今後「別の視点からの補完ルート」や「過去の列車事故編」などの新展開が期待されています。

 
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