Night Shift Nurses 攻略ガイド【完全版】
『Night Shift Nurses』は、深夜の病棟を舞台に、複数の看護師たちの視点から不穏な出来事を追うダークホラーADVです。“命を預かる側”に潜む狂気、“夜勤”という特殊な時間帯の不安定さ、そして“見てはいけないものを見てしまう”選択式の分岐展開が融合し、じわじわと精神を侵してくる作品となっています。
本記事では、登場キャラごとの視点フラグ、全シナリオルート分岐、真エンディングの解放条件、伏線考察、内部記録の取得手順までを含めた完全攻略をお届けします。
🩺 ゲームの構造と基本情報
- ジャンル:多視点型サイコホラーADV
- 構成:4人の主人公(看護師)+共通ルート+個別分岐ルート
- エンディング数:全6種(ノーマル×2、バッド×2、トゥルー×1、ループ×1)
プレイヤーは夜勤専門の病棟で働く看護師4名の視点を切り替えながら、夜ごとに起きる奇怪な現象や“患者の記録にない影”の正体に迫っていきます。視点によって“同じ現象”の見え方が異なるという構造が特徴です。
🧑⚕️ 登場キャラクターと主観の特徴
名前 | 性格・特徴 | 異変の見え方 |
---|---|---|
神楽 彩 | 責任感の強いベテラン | 「音」に敏感。ノイズによる演出強め |
西園寺 澪 | 冷静沈着、情報収集型 | 記録の改ざん・電子機器の異常に気づく |
大沼 美智子 | 新人、感情に流されやすい | “見えてはいけないもの”を直接見る |
岸本 純 | 過去に因縁のある復職者 | 時間が巻き戻る演出を体験する |
どの視点から始めてもOKですが、初回は岸本→大沼→神楽→西園寺の順が情報を自然に回収しやすいです。
🔄 分岐構造と攻略チャート
本作は“誰がいつどこにいるか”を選ぶことが重要で、以下のように分岐が設定されています:
- 病棟巡回ルート:点検中に“エレベーターの異常”を無視するかどうか
- 記録閲覧ルート:端末から削除ログを調査するか否か
- 保管室イベント:深夜1:44のノックに応じた場合、不可視の演出フラグ発動
特定のフラグが重なることで、エンディングが強制分岐します。
🔓 エンディング条件まとめ
- ノーマルエンド1(“事故”):異変を確認せず夜勤を終える → 全てが揉み消される
- ノーマルエンド2(“記録者”):澪ルートで全端末ログを保存 → 記録者として残る
- バッドエンド(“その部屋には近づくな”):岸本でエレベーターに乗る → 時間軸消失
- ループエンド(“夜勤は終わらない”):全キャラで1回ずつ保管室に入室
- トゥルーエンド(“あの子はまだ生きてる”):神楽視点で病室306に入室→記録解放→全ルート完了後に選択可
🧠 考察:何が“夜勤”を狂わせていたのか?
断片的に登場する記録や幻視演出を繋ぎ合わせると、以下のような真相が示唆されます:
- 病室306の“患者”は存在しない:誰の記録にも存在しない、しかし全員が一度は見ている
- 時間が狂うのは「巡回記録」の不一致から:自分の記録と実際の時間が異なることで視点がずれる
- 「夜勤」は事故後の再現構造:岸本が巻き込まれた事故を再現し続けるループ構造が存在
最終的に、神楽が記憶を取り戻すことで、“夜勤”という名の儀式が終了します。
📂 隠しログファイルと“患者ゼロ番”の正体
本作には明示的には語られない「隠しログファイル」が複数存在します。特定の視点と選択肢によってのみ記録端末に表示され、その多くが“患者ゼロ番”と呼ばれる存在に関連しています。
- 西園寺視点:夜勤記録ログ「#0A-EX」がランダムで出現(保管室開放後)
- 岸本視点:306号室の記録表示が“エラー”になった翌日、再起動で「#Z000」が表示
この「患者ゼロ番」は誰も記憶しておらず、記録だけが存在する人物であり、エレベーター事件の原因とされるも、実在が証明できない点で「存在しなかった患者」として扱われています。トゥルーエンドでは神楽がこの存在の“幻影”を看取ることで、記録から抹消する=ループ終了が成立します。
🧠 システム演出とメタ的構造の読み解き
『Night Shift Nurses』は、物語だけでなくUIや演出面からも“認知の混乱”を狙っています。以下のようなギミックに気づくことで、より深い没入が可能になります:
- エレベーターの階数表記:時間軸に応じて表示が上下逆転する(例:23:59→00:01)
- ファイル番号の進行:ZからAに向かってカウントされている=記録が“巻き戻っている”
- タイトルロゴの点滅:ループエンド後、Nの文字だけ赤く点滅=“N番の患者”がまだ存在している示唆
これらはすべて、ゲームプレイ中にUIの挙動や演出から“異変”を察知させる仕組みであり、プレイヤーが登場人物と同じ「不安」に共鳴するための仕掛けになっています。
📘 ストーリーの時系列再構成
全ルートを統合すると、本作の事件は以下の時系列で再構成されます:
- 2年前:306号室で点滴ミスによる患者死亡事件発生
- 関係者は口止めされ、記録は削除されるが“ログだけ”が残存
- 復職した岸本は事故の記憶を断片的に思い出し始める
- 神楽が“幻視”を繰り返すことで徐々に封印が解ける
- 全看護師が“同一の存在”を見た時、記録と現実が交差し、患者ゼロ番が顕現
この記録構造とループ現象が本作の核であり、“夜勤を終える”ということはすなわち、“過去を認める”ことを意味しています。
🎖 トゥルーエンド後のご褒美と次回作示唆
トゥルーエンドを達成すると、スタッフロール後に以下の特典が開放されます:
- タイトル画面の朝焼けバージョン
- “通常勤務モード”:各キャラの勤務外エピソードが閲覧可能に
- 「Night Shift Files」:削除済みのログファイル一覧
さらに、最終ログファイルの中に「#SNN2_Preview」という未解放ファイルが確認されており、続編の存在が暗示されています(仮タイトル:**Night Shift Nurses: Double Check**)。
もし続編が制作されるならば、今作の“記録と存在のズレ”というテーマはさらにメタ的に掘り下げられることでしょう。
よくある疑問とFAQ
- Q. どの視点からプレイすべき?
- A. 情報が整理されている西園寺から入ると分かりやすいですが、ホラー演出を先に体験したいなら大沼からでもOKです。
- Q. セーブデータによってフラグが変化しますか?
- A. はい。特に記録削除の有無は次の視点に影響します。2周目は強く影響するため注意。
- Q. トゥルーエンド後の特典は?
- A. タイトル画面が夜から朝に変化し、看護師たちの“通常勤務”エピソードが開放されます。
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