Night Fright 攻略ガイド【完全版】
この記事では、SteamホラーADV『Night Fright』の完全攻略をお届けします。ゲーム中の探索要素、ジャンプスケアの回避、謎解きギミック、マルチエンディング分岐、さらにはトゥルーエンド達成条件まで、丁寧に解説していきます。
🔸 基本操作と探索の心得
本作は一人称視点で進行する、古典的なインディーズホラーゲームです。プレイヤーは、真夜中に見知らぬ館に迷い込んだ主人公として、恐怖と謎に満ちた空間を探索します。
- WASDキーで移動、マウスで視点操作
- Eキーで調べる/開ける
- Shiftキーでダッシュ(連続使用には制限)
- Escキーでメニュー(セーブはオート)
本作では、明かりの乏しい室内や不可視の敵など、プレイヤーの心理を突く恐怖演出が多いため、探索時には周囲の音と影の動きに常に注意を払いましょう。
🔸 序盤:1階ホールから鍵の取得まで
ゲーム開始直後、プレイヤーは玄関ホールにいます。すぐに館から脱出しようとするとドアが開かず、探索を開始せざるを得なくなります。
- まずは右手の扉(書斎)へ進み、机の上にある古びたメモを取得
- 裏面を調べることで「初期フラグ」がONになり、屋敷内のギミックが有効化される
- 書斎奥の本棚を調べると「本の隙間」に銀の鍵(玄関西側のドア用)を発見
この段階で一定時間が経過すると、初の敵出現イベントが発動。プレイヤーを追跡する存在「影の男」が登場しますが、音で察知されやすいため、走り回らずにしゃがみ移動(Cキー)を活用してください。
🔸 中盤:地下室エリアと発電機パズル
地下室は本作最大の探索エリアであり、ジャンプスケアが連続する地帯です。銀の鍵を使用して地下への階段を開き、以下の順で進行してください:
- 電源ボックス(中央部屋)にアクセス → 3つの配電盤をONにする必要あり
- 東側エリアの工具棚から「ヒューズ」を取得
- 西側エリアの暗室で「溶剤」を発見し、錆びたハンドルを回せるようにする
配電盤の順番がランダム化されているため、ヒントを得るには「落書きメモ」を複数確認する必要があります(棚・床・壁)。正しい順番にONにしないと、敵の追跡が強化されるペナルティが発生します。
🔸 追跡イベントのパターンと回避法
影の男はプレイヤーの行動パターンに応じて出現頻度が変化します。以下の行動はリスクが高まるため注意:
- 3回以上連続ダッシュ → 高確率で出現
- 誤った配電盤操作 → 即座に追跡開始
- 屋敷内の鏡を割るイベント後 → 強制イベント発生
回避方法としては、視界から消える(物陰・ロッカー)ことが基本ですが、特定アイテム「風鈴」を使用することで、影を一定時間無効化することも可能です。風鈴は1階寝室のタンスの中に隠されています。
🔸 後半:2階の封鎖区域と幻視イベント
地下イベントをクリアした後、2階への階段に赤いロープが張られた演出が消え、進行可能になります。2階は視覚と記憶を利用した幻視演出がメインとなるステージです。
まずは西側廊下を進み、以下の順に探索:
- 浴室で「濡れたメモ」を発見 → 火で炙ると内容が表示
- 子供部屋で「回転する絵画」の謎解き → 正しい向きで止めると隠し通路が開く
- 書斎跡から「緑の鍵」を入手 → 北側のロック解除に使用
子供部屋では不規則に点滅する「鏡の部屋」への転送演出が挿入され、脱出までに視点操作による迷路回避が要求されます。この際、カメラ視点を動かすごとに部屋構造が変化するため、動かしすぎず「ドアの音が鳴った瞬間に前進」するのが突破のコツです。
🔸 ラストチャプター:記憶の部屋とエンディング分岐
北側の部屋に入ると、過去の記憶に関する演出が挿入され、プレイヤーの選択によりエンディングが分岐します。
エンディング | 選択肢・条件 | 内容(ネタバレ控えめ) |
---|---|---|
ノーマルエンド | 特に選択肢に偏らず進行 | 館から脱出するが記憶は戻らない |
バッドエンド | すべての幻視をスキップ or 鍵を強引に使用 | 過去に囚われ、終わりなき恐怖の中へ |
グッドエンド | メモ・日記をすべて読む/正規順路で進行 | 真相に気づき、心の再生が始まる |
トゥルーエンド | 全イベント回収 + 鍵アイテムを順番通り使用 | 家族の真実を受け入れ、館からの“解放”を果たす |
🔸 トゥルーエンドへのルートまとめ
以下の条件を全て満たすと、最終選択肢で「受け入れる」が表示され、トゥルーエンドが解放されます:
- 各部屋に配置された8つのメモを全て確認
- 地下・2階で遭遇する幻視をすべて最後まで視聴
- 風鈴を使わずに敵から逃げきる
- 2階書斎にて「家族写真」を手に入れる
このルートを踏破すると、ラストシーンで少女の歌声が聞こえる特殊演出が発生し、エピローグも追加されます。
🔸 実績・トロフィー一覧
実績名 | 解除条件 |
---|---|
最初の影 | 影の男と初遭遇する |
電源復旧 | 地下室の配電盤パズルを解く |
幻視の奥へ | 2階子供部屋の迷路を突破 |
逃れられぬ夜 | バッドエンドを見る |
記憶の扉 | グッドエンドを見る |
真実を受け入れて | トゥルーエンドを見る |
コレクター | 全8つのメモを取得 |
🔸 裏設定と開発者からの隠しメッセージ
『Night Fright』は、プレイヤーの体験を“恐怖”のみにとどめず、過去の後悔・罪悪感・喪失といった心理的トラウマを視覚化した作品でもあります。作中に登場する「メモ」や「幻視」は、主人公の心の断片であり、それぞれに以下のような暗示があります:
- 1階書斎のメモ:事故の証言
- 2階浴室の幻視:自責の念の具現化
- 地下室のメモ:母との会話の記憶
- 子供部屋の絵画:過去の幸せな時間の断絶
これらをすべて確認すると、エンディングにて主人公の正体や罪が暗に示される演出が挿入され、物語に深みが加わります。
🔸 幻視演出の種類と意味
本作には全部で5種類の幻視イベントが存在し、それぞれ以下の意味を持ちます。
場所 | 内容 | 象徴 |
---|---|---|
地下室 | 崩れる天井と子供の声 | 事故当時の記憶 |
子供部屋 | 少女の影が手を伸ばす | 失われた命 |
浴室 | 曇る鏡に自分の顔が映らない | 自己否定 |
廊下 | 何度も同じ廊下を歩かされる | 罪からの逃避 |
最終部屋 | 家族の食卓が現れる | 赦しと対話 |
🔸 よくある疑問とFAQ
- Q. 地下の配電盤がうまく動きません。順番は固定ですか?
- A. 順番はプレイごとにランダムです。地下室各所にあるメモ(数字が書かれている)をすべて確認しましょう。
- Q. トゥルーエンドの条件が厳しいです。
- A. アイテム取得だけでなく、イベントを最後まで視聴する必要があります。途中スキップするとフラグが折れます。
- Q. 敵が理不尽に出てくる気がします。
- A. 敵の出現はプレイヤーの焦りに反応しています。ダッシュや無駄な扉開閉が多いと発見率が上昇します。
- Q. アイテムが見つかりません。
- A. 暗所が多いため、懐中電灯(書斎で入手)を使い、床や棚の裏を重点的に探索してください。
🔸 総まとめと評価
『Night Fright』は、シンプルながらも強烈な恐怖体験と、プレイヤー自身に問いかけるようなストーリーが融合した佳作ホラーです。複雑なギミックは少ないものの、環境音・カメラワーク・記憶演出によって、心理的に深く潜り込むような没入体験が得られます。
ホラーADVとしてだけでなく、“内面ホラー”としても非常に完成度が高く、特にプレイヤーの行動がそのまま演出に影響する設計は特筆すべき点です。トゥルーエンドまでたどり着いたとき、プレイヤーは恐怖以上の感情的な解放を味わえるはずです。
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