Lorn’s Lure 攻略ガイド【完全版】

Lorn’s Lure 攻略ガイド【完全版】

ゲーム概要：孤独な探索者と廃墟の塔

『Lorn’s Lure』は、一人称視点で繰り広げられる“クライミング探索型アドベンチャー”です。プレイヤーは高所と落下が支配する世界で、ジャンプ・壁張り付き・グラップリングフックなどを駆使して廃墟の塔を登りながら、「存在を持たない修道士」の物語を追っていきます。

ストーリーはミニマルながら哲学的で、荒廃した世界を舞台に、静けさと孤独、そして反復的な跳躍の中でプレイヤー自身の思考が試されます。セーブポイントが少なく、繰り返しの失敗を前提とした設計となっているため、高いリトライ耐性と忍耐が要求される一作です。

基本操作とゲームシステム

移動： WASDキー
ジャンプ： Spaceキー（長押しで高ジャンプ）
壁張り付き： 壁に向かってジャンプ後、壁に接触し続けることで一時的に静止可
グラップリング： マウス右クリックで照準方向にフック投射
リトライ（リスポーン）： 一定高度からの落下で前チェックポイントへ

このゲームでは、セーブポイントの「焚き火」まで到達しない限り進行が保存されず、一部セーブなしゾーンでは高度な空間把握能力が要求されます。特にグラップリングの精度と“慣性ジャンプ”の使い分けが攻略の核心です。

ゲーム進行とステージ構成

『Lorn’s Lure』は、開けた空間に配置された「塔状構造物」や「内部迷宮」によって区切られた複数の探索エリアで構成されています。エリアごとの進行は完全な一本道ではなく、時に“逆戻り”や“水平移動”による試行錯誤が必要です。

エリア名	特徴	攻略の焦点
始まりの断崖	基本操作チュートリアル／ジャンプの練習	壁張り付きのタイミング理解
中央塔外周	中盤以降の進行基点／上下移動が激しい	グラップリングの実践運用
鉄の断層回廊	複数ルート分岐／高難度トラバース	視点操作とフックの同時処理

なお、各エリアには明確なマーカーは存在せず、プレイヤーの視認と記憶がマップ代わりとなります。迷子になることもあるため、“見覚えのある構造物”を利用したランドマーク化が非常に重要です。

序盤攻略：始まりの断崖〜外縁部塔下層

基本操作の体得

ゲーム冒頭ではプレイヤーが荒野に立っており、目の前に見える白い塔へ向かって進むことでチュートリアル的導入が始まります。序盤では次の3操作に慣れておくことが必須です：

「ジャンプ→空中制御→壁張り付き」
「壁キック→振り向き→再ジャンプ」
「落下中グラップリング→空中着地」

とくに「ジャンプ中にフック→引き寄せ→ジャンプ解除で上方向へ」の流れは終盤でも多用される技術です。

チェックポイントと焚き火の設置場所

このゲームには頻繁なセーブはなく、要所ごとに焚き火が置かれています。焚き火の場所は以下のような特徴があるため、意識して探しましょう：

遠方からでも“ほのかに煙が立ち昇る”描写あり
屋根付き構造物の中央にあることが多い
焚き火周辺はやや明るく、足場が安定している

一部焚き火は“分岐ルート”の合流点にのみ存在し、片道ルートではリトライ地点が大きく後退するため、到達時には必ず休息しておくことが大切です。

最初の難関：断裂したガントリー橋

「始まりの断崖」終盤に位置するこの橋は、途中で完全に切れており、初めての“連続グラップリング操作”が求められます。

手前足場からジャンプ→1回目のフックで空中保持
空中で壁に触れる寸前に再ジャンプして2回目のフック
最終的に細い梁に着地し、上方に抜ける

ここで落下すると下層に戻されるが、焚き火は近くにあるためリトライ性は確保されています。成功時の達成感は格別で、ゲームの魅力を体感できる場所です。

中盤攻略：中央塔外周〜鉄の断層回廊

中央塔外周：縦方向の試練

このエリアでは“見えているがたどり着けない”構造が多く、遠距離からのグラップリング精度と、空中ルートの記憶が重要になります。

中央塔は4方向に登攀ルートがあるが、正解はプレイヤーによって異なる
焚き火の光や構造物の影を手がかりに、“無理に登る”のではなく“登れる道を見つける”ことが重要
空中ブロックは振動すると落ちるギミックあり。張り付かずに経由すること

中腹で遭遇する「リング状足場のスパイラル構造」は、以下のような順序で攻略します：

第1層：2連フックで斜めに登り、外側リングに接着
第2層：一度滑空ジャンプ→リングに斜めフック→ジャンプ継続
第3層：上から突き出た柱を足場にループを脱出

探索のコツ：構造物の読解

マップが抽象的なため、“構造そのものを読む”力が問われます。例えば：

丸柱が連続している＝“リング構造”
細い板が交差＝“一方向ジャンプ誘導”
突き出しブロック＝“リズムジャンプ用の導線”

また、各セクションには“目に見えないショートカット”が必ず存在します。グラップリングで高所に無理やり張り付くこともできるため、「道に迷ったら壁に張り付き続ける」が実は正攻法だったりもします。

鉄の断層回廊：連続失敗ゾーン

『Lorn’s Lure』中盤最大の難所です。以下のような特徴を持ちます：

すべての床が“見た目と違って滑る”仕組みになっており、ジャンプ角度が極めて重要
途中に「セーブなしジャンプセクション」があり、失敗すると10分以上のロスが発生
フック対象の壁が「1度きりしか掴まれない」特性を持つ場面もあり、ルートミスが命取りに

攻略手順：最小落下ルートの選定

ここでは「最も高く登れるルート」ではなく、「落下しても戻りやすいルート」を優先することが推奨されます。たとえば：

右手通路の内側ジャンプ（落ちても1段戻るだけ）
中央支柱を斜めに伝って滑空移動（横風に注意）
頂部直下の“エアトンネル”を使って中間フロアへ移動

また、このあたりからプレイヤーに“空間記憶の精度”が問われます。何度も失敗することを前提にして、自分なりのショートカットを試行錯誤しましょう。

中盤の終着点：回廊上層の封印扉

最上部には不思議な構造の「回転扉」があり、内部へは“連続壁張り付き→即ジャンプ→グラップリング”という精密操作が求められます。

この場所を越えると、後半エリア“白光塔層”が解放され、物語も次の展開へ進みます。

終盤攻略：白光塔層〜終末の空洞

白光塔層：視覚トラップの迷宮

このステージでは視界全体が白色の環境で統一されており、地形の起伏や段差が非常に見えづらくなります。操作精度よりも「観察力」と「距離感の認識」が問われる構成です。

天井から落ちる“光の粒”は安全な足場の目印
極端に光る部分は「通り抜け不可の壁」であることが多い
暗がりは“隠し足場”があるサイン。グラップリングで飛び移ると先に進める

また、白光層には“落ちても戻れる階層ループ”が複数あり、落下を繰り返すことで逆に進行できるよう設計されています。

グラップリング応用：2段フック移動

終盤では「中継地点のない空間」を渡る必要があります。以下のようなテクニックを習得しましょう：

ジャンプ＋フック（第1段階）で空中移動
移動途中に再びフック（第2段階）で別の壁に張り付き
壁キックからジャンプ延長し、最終着地点へ

この応用操作は後半で頻出するため、“張り付ける壁かどうか”を判断する視線の精度も必要です。

終末の空洞：無重力迷宮と真の選択

最終エリアは“視界の上下反転”“無重力エリア”“分岐エンディング”といった要素が一気に押し寄せる混沌ゾーンです。以下の2ルートがあります：

下降ルート： 無重力の中を落下しながら“記憶断片”を拾い集める
上昇ルート： 隠された壁張り付きスポットを経由し、超高所へ上る

どちらを選ぶかでエンディングが変化します。

エンディング分岐と条件

エンディング	条件	特徴
消滅エンド	下降ルート選択＋断片未収集	プレイヤーが「記録として残される」ラスト
再起エンド	上昇ルート選択＋最上層到達	孤独な世界から“光”を見出す象徴的演出
隠しエンド	全ての記録断片収集＋非通常ルート使用	視点が“別の存在”に切り替わる哲学的展開