Fears to Fathom – Woodbury Getaway 攻略ガイド【完全版】

Fears to Fathom – Woodbury Getaway 攻略ガイド【完全版】

『Fears to Fathom – Woodbury Getaway』は、実話風味の体験型ホラーシリーズ『Fears to Fathom』の第5章にあたる作品です。プレイヤーは田舎町「Woodbury」を訪れた若者として、突如襲いかかる理不尽で不可解な恐怖に直面しながら、生還を目指すことになります。

本作では一本道のストーリー展開ながら、細かな行動選択や探索状況によって進行が変化。QTE（クイックタイムイベント）やステルス移動、視界確保といった要素を含む緊張感のある構成が特徴です。

ゲームの基本システムと進行スタイル

• 一人称視点で展開されるリアル系ホラーADV
• 選択肢・行動内容によって生死や進行演出が変化
• オートセーブ制・複数のゲームオーバー分岐あり
• 実況配信やSNSネタに適した高演出ホラー

本記事では、全体のストーリーフロー、敵からの逃走タイミング、正解ルートの誘導、詰みポイントの回避方法、さらに隠し要素まで含めて徹底的に攻略します。

チャプター構成と大まかな流れ

Woodbury Getawayは、以下の5つのセクションに分かれています。

1. 1. オープニングとチェックイン：ガソリンスタンドとモーテル探索
2. 2. 不審者の接近：部屋での異変、隣人との遭遇
3. 3. 襲撃と逃走：物陰・バスルームでの身を隠す
4. 4. 脱出ルートの確保：鍵や車、隠し経路の探索
5. 5. 終盤と分岐：逃走成功 or 殺害（ゲームオーバー）

チャプター1：モーテルチェックインと不穏な兆し

• 到着後、まずは受付に向かう（カウンターが閉まっている場合は裏口）
• 部屋番号を確認（通常は「9」）→左側の棟を進む
• 部屋に入る前に一度だけ“誰かの気配”が背後で描写される。ここで振り向かないと演出が変化

探索ポイント：

• カウンター裏の監視モニター（不審な車が映る）
• ロビー横の自販機で「水」を買うと後の演出分岐が変化

チャプター2：部屋での異変とサイレント侵入者

• ベッドで一度眠ると、ノイズ音で目覚めるイベントに移行
• ドアチェーンを外した場合のみ、不審者が侵入してくる
• トイレの鏡に“視線”が映った場合、即ロック→BADエンドに直行

生存ルートのポイント：

• 目覚めたら即ロック確認
• ライトをつけずにゆっくりと覗く（走ると音で侵入ルートが切り替わる）

チャプター3：ステルス移動と逃走フェーズ

このパートでは敵が部屋内に侵入しており、トイレや家具の背後に隠れてやり過ごす必要があります。ランダム巡回型AIのため、パターンではなく音・光に反応して行動が変化します。

• 敵が背を向けている瞬間にゆっくり移動（Shiftキーは使用非推奨）
• バスルームに隠れる→シャワーカーテンを閉めて待機
• ノイズが止んだ後、1分以内に脱出しないと部屋に戻ってくる（＝詰み）

スクリプトトリガーイベント：

• クローゼットに隠れていると一定確率で“開けられる”即死演出に繋がる（演出分岐としてはアリ）
• ラジオをつけておくと敵が引き寄せられ、出入口が空く演出あり（高リスク高リターン）

チャプター4：脱出ルートと選択肢の分岐

敵の探索フェーズを乗り切ると、裏口からの脱出が可能になりますが、探索状況によって開けられるルートが変わります。

鍵の入手方法：

• 受付裏のロッカーにある「マスターロックキー」→2章時点でロビーを調査していないとフラグが立たない
• トイレ奥の通気口から脱出→しゃがみで入り、短いQTEあり

どちらのルートでも、脱出時に敵が背後から追ってきます。失敗するとQTEが発生し、成功すれば車の場所へ移動可能となります。

車の鍵とエンジン起動：

• モーテル前の赤い車を目指す
• 車の鍵はフロントデスクの引き出し or ゴミ箱（選んだルートによって位置が変化）
• エンジンをかけるには3回のQTE（早すぎても失敗扱い）

チャプター5：分岐エンディングと失敗条件

本作には成功ルート・バッドルートの他に、プレイヤーの行動によって演出が変わる“変則型エンディング”が存在します。

エンディング	条件	演出特徴
生還ルート	車で脱出成功／敵を視界に入れずQTE成功	パトカーとすれ違い、助けを求めるカットで終了
捕縛ルート	車の鍵を取れずに出口で捕まる	袋を被せられた視点でフェードアウト
変則バッド（幻覚）	トイレの鏡で自分の顔を見る→選択肢「信じる」	周囲が歪み、非現実的な演出でループエンド

サバイバルのコツとテクニック

• 物陰に隠れる時、音を出すと敵の移動が変化するので「しゃがみ」＋「静止」を基本に
• 敵の視界に一瞬でも入ると警戒モードに入り、見失うまでの猶予が約10秒
• オートセーブ地点を活用して、音や光に対する反応を試しながら進めるのが安定ルート
• 暗闇ではライトをつけないのが基本。環境音と反応音で位置を掴むほうが安全

演出の裏側にある“メタホラー”要素の解釈

『Fears to Fathom – Woodbury Getaway』の恐怖演出は単なるビジュアルやジャンプスケアに留まらず、「プレイヤーの存在」を意識した“メタホラー”の要素が巧妙に組み込まれています。以下ではその一例を紹介します。

• シャワールームの鏡に「プレイヤー視点」として映る影→作中キャラクターの視点を一度も切り替えていないため、本来起こり得ない描写
• 脱出失敗時の演出で、ロード画面が壊れたような挙動→明らかに“ゲーム自体が破損した”ように見せるフェイク演出
• 監視カメラ映像に、プレイヤーが選んだ選択肢を示唆する文言が映り込むことがある（再現難易度高）

これらの演出は、単なる怖さを超えて「自分が見ているものの信頼性」を揺さぶる構造になっており、シリーズ共通の“プレイヤーが試される”コンセプトの一端を担っています。

収集要素：証拠・断片・記録ログの種類と入手

本作にはSteam実績やトロフィー形式の実装はないものの、プレイ中に回収できる“記憶の断片”としての小ネタ要素が複数存在します。

証拠の断片（Narrative Clues）

• ガソリンスタンドのレシート→車種を知っていれば、犯人の車が一致していることがわかる
• モーテルのログブック（受付カウンター）→過去の事件記録が1件だけ手書きされている
• 隣室の窓際に置かれた日記の切れ端→殺人犯の“これまで”を想起させる文章

これらは直接ゲーム進行に関与しないものの、プレイヤーが状況を理解する補助線として機能しており、2周目以降での読み込み体験に厚みを加えます。

実況・配信向けの演出おすすめポイント

『Fears to Fathom』シリーズは実況映えする演出が多数用意されており、Woodbury Getawayも例外ではありません。以下は実況視点で注目すべきタイミングです。

• チャプター2の“ノイズで目覚める”演出→音の不快さ＋動作制限が同時に起こるため、プレイヤーの反応が分かりやすい
• ステルスパートでのドアガチャ演出→カメラを引いて配信すると視聴者との一体感が増す
• クローゼット内の“開けられるかどうか”分岐→視聴者が息を止める瞬間。成功時と失敗時で演出が大きく変わる
• 車のエンジンQTE→3回連続で失敗すると“別バッドエンド”に入る可能性があるため、繰り返し狙うのもアリ

周回プレイで試せる“裏行動”集

通常プレイ中には見落としがちな選択肢や裏行動を、2周目以降に試すと新たな演出が確認できます。

• モーテルの全部屋のドアを1回ずつノックすると、部屋8の前でノイズが鳴る
• スタート直後に“ガソリンスタンド”に戻るとイベントが短くループする（即BAD）
• 受付カウンターでしばらく何もせず立ち続けると、「No one’s there…」という幻聴演出が再生される
• バスルームに10分以上隠れていると、通常より長い沈黙が入るホワイトアウト演出へ

比較：過去作との違いと恐怖演出の深化

Woodbury Getawayは、前章『Carson House』よりも「生還条件が曖昧」「敵の正体が抽象的」「行動範囲が狭い代わりに密度が高い」などの特徴があります。

項目	Carson House	Woodbury Getaway
舞台	広めの邸宅＋周辺	狭いモーテル＆一室
敵の性質	明確な侵入者	実体/幻覚の境界が不明
演出密度	移動中心	室内の密閉感中心

作品テーマと考察ポイント

Woodbury Getawayにおける核となるテーマは「信頼」と「知覚のズレ」です。自身の見ているものが本当に現実か、また逃げ場があるのかどうかすら曖昧にさせる演出が多く、プレイヤーに常に“警戒心と疲弊”を与えることに成功しています。

例えば、目を閉じた直後に移動音が聞こえる、ライトをつけた途端に鏡の裏に何かがいる描写など、“見ることの恐怖”がシリーズの本質といえます。

隠し演出・小ネタ要素

• モーテルカウンター裏の「監視カメラ映像」→特定タイミングで見ると敵の“正体”が映る演出が追加
• ラジオの選局でBGMが変化し、BGMが恐怖演出のタイミングを狂わせることがある
• シャワールームで5分以上待機していると、鏡に異常が出る演出（ループフラグなし）
• QTEをすべてスロー成功で進むと、エンディング後にメール画面が追加される（スタッフコメント）

よくある質問とFAQ

• Q. ランダム性が高くて毎回同じ展開にならないのですが？
  A. 本作はプレイ内容に応じて敵の動きや発生演出が変化するダイナミックAIを採用しています。完全な固定ルートは存在せず、行動ログが裏で変数化されています。
• Q. 脱出ルートで毎回捕まってしまいます。
  A. 鍵の取得位置がランダムなため、事前にフラグを立てていないと出現しません。3章時点で「引き出しを調べる」などの探索が必要です。
• Q. バスルームでクローゼットを選ぶと死亡しますか？
  A. 一定確率で死亡ルートに分岐しますが、確定ではありません。シャワー裏やトイレに隠れる方が安全です。

総評

『Fears to Fathom – Woodbury Getaway』は、プレイヤーの心理を的確に突く演出と、不確定要素による緊張感で構成された極めて完成度の高い短編ホラーです。ランダム性と演出制御のバランスが優れており、プレイヤーの選択によって多様な体験が味わえる点も魅力です。

また、恐怖の正体を明かしすぎず“不可解さ”を残す手法や、実話テイストの語り口もシリーズの特色を強く押し出しており、1周10〜15分の短編構成ながら複数の周回・分岐攻略を楽しめる作品に仕上がっています。ホラー好きなら必見のエピソードです。