エスケープR v1.01 攻略ガイド【完全版】
ゲーム概要:死と記憶が交差する、極限脱出ノベルアドベンチャー
『エスケープR v1.01』は、密室からの脱出をテーマにしながら、“記憶”と“人格”という重厚なテーマを多重構造で描いた探索型ノベルADVです。プレイヤーは記憶喪失状態で目覚めた主人公となり、閉ざされた施設から脱出するために探索と選択を繰り返します。
単なる謎解きではなく、過去のフラッシュバックや選択によって“主人公そのものが変化していく”システムが特徴です。バッドエンドやループ構造も多く、1周では真相に辿り着けない設計になっています。
基本仕様とゲーム構造
- ジャンル:記憶脱出ノベルアドベンチャー
- プレイ時間:初回約3〜4時間/全ルート回収で10時間前後
- エンディング:マルチエンディング(5種+1隠し)
- セーブ機能:スロット式+オートセーブあり
- v1.01での変更点:一部エンディング分岐条件の調整/誤字修正/暗号表示タイミングの改善
選択肢は一部で「記憶値」や「心理値」の状態により出現・変化し、選び方によって“別人としての人格分岐”が起こる構造になっています。
登場人物と分岐軸の概要
キャラクター | 役割 | 分岐への影響 |
---|---|---|
主人公(プレイヤー) | 記憶喪失の状態で目覚める | 選択で人格変化/ルート変化の基軸 |
アスナ | 謎の少女。記憶が明確だが不審点が多い | 協力/疑念によるED分岐 |
シグレ | 脱出の鍵を握る人物。冷静かつ不信感強め | 一定信頼でTrueルート開放に関与 |
ステージ構成と進行チャート
チャプター | 名称 | 主な内容 |
---|---|---|
CHAPTER 1 | 閉ざされた目覚め | 自己紹介/最初の選択/暗号の基礎学習 |
CHAPTER 2 | 共鳴する影 | パートナー決定/記憶フラッシュバック導入 |
CHAPTER 3 | 嘘の中の真実 | 心理値によるルート分岐/脱出一時成功 |
CHAPTER 4 | 誰の記憶を信じるか | 再監禁/人格固定/TRUE分岐への鍵 |
進行のコツ:
- 探索箇所を1つでも見落とすと後半ルートが封鎖 → 隅々まで調べること
- 同じ選択肢でも記憶値によって異なる反応 → 状況が違えば結果も変わる
第1章・第2章の選択肢とフラグ管理
第1章:閉ざされた目覚め
ここでは“名前をどうするか”が記憶値の初期値に関わります。
- 「思い出せない」→記憶値:中立
- 「たしか○○だった」→記憶値:肯定
- 「そんなのどうでもいい」→記憶値:否定/ルート封鎖の可能性
第2章:共鳴する影
パートナー選択イベントあり。
- アスナを選ぶ:ルート「再生」「融合」に分岐可能
- シグレを選ぶ:ルート「記録」「真実」へ進行
両者の好感度・信頼値によってチャプター3のイベント反応と最終分岐が変化します。
第3章・第4章:分岐の核心と人格変容
第3章:嘘の中の真実(ルート分岐の鍵)
この章では記憶値と信頼値に応じて以下の4ルートに分岐します:
- 再生ルート:アスナ好感度高+記憶肯定型
- 融合ルート:アスナ好感度中+記憶否定型
- 記録ルート:シグレ選択+冷静選択肢優先
- バッドルート:どちらとも距離を置いた場合
また、ルート内で発生する“視界歪曲イベント”(画面がノイズ処理される演出)に3回以上遭遇すると、選択肢の一部が変化し、「人格変容」エフェクトが発動します。この効果中に選択を誤るとルート固定されてしまうため、慎重なプレイが求められます。
第4章:誰の記憶を信じるか(終盤ルート確定)
ここでは明確な選択肢分岐があり、TRUEエンド条件を満たすかどうかが決まります。
- 「自分の記憶を信じる」→再生ルート固定
- 「アスナを信じる」→融合ルートへ
- 「シグレの判断に従う」→記録ルート確定
- 「わからない」→BAD固定+エンディング変更
なお、TRUE ENDに必要な“記憶ログ(全8種)”を全て取得していないと、どのルートでも強制的にバッド変異演出に差し替えられるため、必ず探索でログを回収しておきましょう。
エンディング一覧と達成条件
エンディング名 | 条件 | 内容 |
---|---|---|
再生END | アスナ+記憶肯定/ログ6種以上 | 人格再構築、新たな日常へ |
融合END | アスナ+記憶否定/ログ不完全 | 記憶混濁、人格の共存に挑む未来 |
記録END | シグレ選択/冷静回答優先 | 自我の解離、観察者として残る |
BAD END(存在喪失) | 全値低/記憶ログ未取得 | 記録から抹消、存在の消滅 |
LOOP END | 同じ選択を3周連続で繰り返す | 冒頭にループ → セリフが微変化、隠し演出へ |
TRUE END | ログ全取得+「自分を選ぶ」+人格安定 | 記憶・存在・他者との統合による完全解放 |
隠し要素とメタ演出
- TRUE END後にタイトルロゴが“微変化”し、セーブデータ選択に「記録の欠片」項目が追加
- LOOP END後、4周目に入ると一部の選択肢に“???”と表示され、内容が変化
- BAD END中、特定の条件下(ログ3+アスナ選択)で“視界崩壊”エフェクトが発生し、開発者名が画面外に現れる
よくある疑問とFAQ
- Q. 記憶ログが揃いません
- A. 各章での全探索が必須。特に第2章のロッカー、冷凍保存室、第3章の洗面台裏に注意。
- Q. エンディングが強制的にBADになります
- A. ルート条件を満たしていても、記憶ログ未取得 or 精神状態が不安定だとBADに落とされます。
- Q. TRUE END後の追加は何ですか?
- A. 「記録の欠片」項目で、アスナ・シグレ視点のショートストーリーと開発者ノートが読めます。
総評:記憶と人格に切り込む、実験的ノベルADVの秀作
『エスケープR v1.01』は、単なる“脱出ゲーム”の枠に収まらない、人間の認識と自己存在をテーマとした心理ノベルADVです。探索型と選択肢型を巧みに融合し、記憶値・信頼値・精神状態という3軸で構成されたマルチ分岐構造は非常に完成度が高く、周回プレイに強い動機づけを与えてくれます。
すべての選択が「自分は誰なのか」という問いに直結し、最後に導かれる答えはプレイヤーごとに異なるはずです。
あなたの記憶は、本当に“あなた”のものですか?
脱出の先にある真実を、ぜひその目で確かめてください。
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