The Fox Hare Disaster: Chapter One 攻略ガイド【完全版】
『The Fox Hare Disaster: Chapter One』は、不穏で幻想的な世界観の中で繰り広げられるホラー・ミステリーアドベンチャーゲームです。狐と野兎、そして人間の間で交錯する記憶と真実を追いながら、断片的に語られる物語の欠片を拾い集めていく構成は、プレイヤーの観察力と推理力を強く要求します。本作の魅力は、その不気味なアートスタイルとサイレントな演出、そして一見ランダムに見えるイベントの裏に隠されたシナリオロジックにあります。
本記事では、Chapter Oneのストーリー進行を中心に、重要な選択肢の分岐や、見逃しやすいイベント、パズルの解き方などを整理し、プレイヤーが迷わず深層へ進めるよう徹底攻略を行っていきます。
ゲームの基本構造と進行のポイント
『The Fox Hare Disaster』は章仕立ての物語探索型ゲームで、プレイヤーはシーンごとに制限された空間を歩き回り、対象を調べ、選択肢やイベントによってストーリーを進めます。主な特徴は以下の通りです。
- 会話選択が存在しない:直接的なセリフではなく、環境描写とインタラクションによって物語を把握
- シーン内アイテム探索:光やノイズ、影などでヒントが示される
- 時間経過・演出トリガー型:すべての行動が即時に効果を持つわけではなく、「一定時間が経過してから」イベントが進行するタイプも多い
何をすればよいか分からなくなることが多い本作においては、「一度調べた場所でも時間や順序を変えて再訪する」ことが非常に重要になります。
第一幕:廃屋と狐の囁き
物語は、プレイヤーが古びた家屋に迷い込むところから始まります。最初に手にすることになる「うさぎの足」はストーリー上の象徴的アイテムであり、手放すか否かで演出が分岐しますが、進行に直接影響するのは特定のパズルイベントのみです。
序盤の進行チャート:
- 玄関の扉を調べる(ロックされている)
- 屋根裏への階段を昇る → 書斎でノート発見
- 「赤い糸」が導く廊下を進むと奇妙な影が出現
- 戻ると扉が開き、地下室への道が出現
この一連の流れのなかで重要なのは、書斎のノートを見逃さないことです。ノートには意味不明な図形が記されていますが、これは後に登場する「時計ギミック」と連動しており、ここをスキップすると詰まる可能性があります。
地下室のパズルと正解の導き方
地下室では最初の本格的なパズルが登場します。円形の台座に3つの石像を配置するギミックですが、配置順と向きの組み合わせが膨大にあるため、ヒントが必要です。
- ヒント1:書斎ノートの図形(「山」「月」「指」)が順番の手掛かり
- ヒント2:屋根裏にある3枚の絵画(それぞれの視線の方向)
正解は「月 → 指 → 山」の順に、視線の方向に正対するように配置。すべての像が正しい位置に置かれると、部屋全体が揺れ、壁の一部が開きます。
ちなみにこのパズルは「答えの順番を変える」と演出が変化し、「狐の声」が聞こえるようになります。これはエンディング分岐の一要素となるフラグで、1周目では無視しても進行可能ですが、True End狙いには必要です。
中盤の幻影とループ構造
地下室以降のマップは一見広大に感じられますが、実際には「時間と選択によって構造が変化するループ空間」です。このセクションでは、以下のイベントが発生します。
- 扉をくぐると同じ部屋に戻るループ
- 3回目以降のループで部屋のオブジェクトが変化
- 特定のタイミングで「うさぎの影」が出現
重要なのは、「うさぎの影が扉を通過する瞬間に追う」ことです。これを逃すと無限ループが続き、演出だけで数分を浪費することになります。影を追うと隠し扉が出現し、次のシークエンス「野原の夢」へ進むことができます。
後半:野原の夢と真実の断片
ループ空間を突破すると、プレイヤーは突然明るい「草原の夢」セクションへと移動します。ここはゲーム全体のトーンが一時的に穏やかになる演出ですが、油断は禁物です。以下のフローで進行します:
- 草原を探索しながら花を3種類集める
- 中央の石碑に花を供えることで、記憶のフラッシュバックが発生
- 最後の花(黒い百合)を供えた瞬間に空が反転し、現実空間へ引き戻される
このパートの「花の種類」と「供える順番」も分岐フラグに関わってきます。特に最後の百合を供える前に「手帳」を開いて影の記録をすべて確認しておくと、エンディング後の演出に変化が生じます。
終盤:崩壊する世界と決断の瞬間
再び廃墟に戻ると、ゲームはいよいよクライマックスに入ります。プレイヤーは以下の順でエンディングへ導かれます。
- 廃墟の構造が崩れ、道が断片化される
- 進行方向が光ではなく「音」で示されるようになる(イヤホン推奨)
- 最後の分岐点で「狐を追う」or「兎を追う」選択肢が出現
この分岐が最終エンディングを決定します。事前に拾ってきた記録や影との遭遇履歴によって、どちらを追ってもエンディング内容は少しずつ変化します。
エンディング分岐まとめ:
選択 | 必要条件 | エンディング |
---|---|---|
狐を追う | 記録が50%以上未収集 | バッドエンド(狐の囁きに呑まれる) |
兎を追う | 全記録収集・パズル正解 | トゥルーエンド(記憶の回復と再生) |
どちらも追わない | 一定時間待機 | 隠しエンド(静寂に還る) |
1周目ではまず「狐を追う」ことでゲームの因果関係と闇の背景が描かれますが、真相にたどり着くためには「兎を追う」ルートでなければなりません。すべての記録(ノート、花、影、音声)を集めることが鍵です。
よくある疑問とFAQ
- Q. 何をすればイベントが進むか分かりません
- A. 本作は「順番」「時間」「視点移動」によってトリガーが発生します。同じ場所でも時間経過や再訪で反応が変わることがあります。
- Q. 影が現れないまま終盤に行ってしまいました
- A. 一部の影イベントは「順路を戻る」「特定の順にオブジェクトを調べる」などがトリガーです。すべてを追いたい場合は2周プレイが前提になります。
- Q. エンディングが1種類しか見られません
- A. 分岐条件は行動フラグと収集状況に依存します。特に地下室の像パズル、花の順番、日記閲覧履歴が重要です。
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