1room -家出少女- 攻略ガイド【完全版】
『1room -家出少女-』は、家出少女と過ごす共同生活を描いた、選択型のスローライフ・シミュレーションゲームです。プレイヤーは無口な独身男性として、ある日突然現れた家出少女「ことね」との1ルーム同棲生活を始め、1日ごとの行動選択と会話を重ねて関係性を築いていきます。
本作は、見た目以上に丁寧な人間関係描写とマルチエンディング構成、そしてプレイヤーの「接し方」や「沈黙」の選択によって結末が大きく変化する高密度のADVとして人気を集めています。全体のゲームプレイ時間は短めながら、各選択肢の重みと分岐が秀逸で、非常に高いリプレイ性を持つ作品です。
この攻略ガイドでは、ゲームの基本構造から、各日ごとの選択肢、親密度の上げ方、イベント回収ルート、エンディング分岐条件、隠し要素の解放までを1本で完全網羅して解説します。
ゲームの基本システムと進行フロー
本作は以下のような構成で進行します:
- 日ごとのルーティン選択:朝・昼・夜で行動を選ぶ
- ことねとの会話や反応:選択肢によって「親密度」が上下
- 週ごとに発生するイベント:重要な分岐条件が潜む
- 1ヶ月後に訪れるエンディング:全5種の結末へと分岐
UIは非常にシンプルで、選択肢のタップだけで操作可能ですが、選ぶ内容の“温度感”がシナリオと密接に関係しており、無視や冷たい態度を取ることでバッドエンドに突入する場合もあります。
日常パートと行動の基本
毎日プレイヤーは「何をするか」を決定する選択フェーズに入り、その内容によってことねの反応・好感度が変化します。基本は以下のようなカテゴリです:
- 話しかける(軽め/真剣/冗談など)
- 一緒に何かする(料理/テレビ/買い物など)
- 黙って見守る
- 外出する(1人 or 一緒)
親密度が上がる選択の傾向
- ことねの不安を受け止めるような共感選択
- 自分から無理に踏み込まず、時間をかける対応
- “一緒に”何かをする提案(特に夜の時間)
親密度が下がる選択の傾向
- 無関心・放置・勝手に行動する系
- 不機嫌・命令口調な選択肢
- 序盤で過度に身体的な距離を詰める行動
ことねは「信頼した相手にしか本音を見せない」タイプとして描かれているため、最序盤は“あえて無理に踏み込まない”姿勢が攻略の第一歩となります。
週ごとの進行とイベントフラグ一覧
『1room -家出少女-』は約1ヶ月(30日)間の生活が主軸となっており、週単位で重要イベントが発生します。これらのイベントで正しい選択を積み重ねることで、良好な関係を築くことが可能です。
第1週(1日目~7日目):心の距離
- イベント:自己紹介/部屋割り/買い物に行く
- 重要選択肢:「無理に聞かない」「選ばせてあげる」など、相手を尊重する態度
- フラグ:“共存の空気”を成立させることで、日常パートがスムーズに進行
第2週(8日目~14日目):少しずつ開く心
- イベント:テレビ番組を見る/夜の会話/外出イベント
- 重要選択肢:「面白いと思ったね」「それでいいんじゃない?」
- フラグ:信頼度上昇で“ことねが笑顔を見せる”カットインが発生
第3週(15日目~21日目):衝突と沈黙
- イベント:過去話の断片が出てくる/気まずい沈黙
- 重要選択肢:ここでは“沈黙”を選ぶのが最善解になる場合がある
- フラグ:否定せずに受け止めた場合、以降の選択でエンディングが分岐
第4週(22日目~30日目):未来への選択
- イベント:進路相談/ことねの最終決断/別れ or 継続生活
- 重要選択肢:「ここにいてもいい」「選んだ道を信じてる」
- フラグ:“ことねの決意”が出た際、親密度が高ければTrue Endへ
エンディング分岐と条件
本作には以下の5種のエンディングがあります。分岐条件は主に「親密度(隠しパラメータ)」「イベント進行フラグ」「最終週の選択肢」の3要素で決定します。
エンディング名 | 分岐条件 | 内容 |
---|---|---|
Ending A(True) | 親密度MAX+フラグ3種達成+最終選択「ここにいていい」 | “家族のような関係”を築いて、共に生きていく結末 |
Ending B | 親密度中程度+共感選択肢重視 | それぞれの道を歩む決別型ハッピーエンド |
Ending C | 親密度低+何度か無関心な選択 | 少女が黙って去っていく。再会の可能性なし |
Ending D(バッド) | 暴力的・押し付け型の選択肢を多数選ぶ | 関係が破綻し、通報・孤独・崩壊のいずれかの結末 |
Ending E(隠し) | 全ての会話パターン/CGを解放+再プレイで出現 | 最初から運命をやり直す“メタ的エンディング” |
親密度の上げ方と可視化のコツ
本作では「親密度」という明確な数値パラメータは表示されませんが、イベントやことねの反応によって大まかな状態を把握できます。
親密度が上がっているサイン
- 会話時に「ことねの表情が和らぐ」
- 選択後の返答に「ありがとう」が含まれる
- 夜イベントで自分から話しかけてくる
親密度が下がっているサイン
- 目をそらす演出が増える
- 食事イベントで会話が成立しない
- 夜に「おやすみ」以外の言葉がない
週の終わりにはイベントチェックポイントがあり、親密度が一定以上だとカットインや専用セリフが追加されます。
CG・イベント解放のポイント
CGモードやギャラリーには、複数のイベントを通じて出現するスチルが登録されます。以下に代表的なものを記載します。
イベント名 | 解放条件 | CG枚数 |
---|---|---|
料理イベント | 3日連続で一緒に夜を過ごす | 1枚 |
買い物イベント | 2回以上外出を選択+親密度中以上 | 1枚(+差分) |
雨の日イベント | 5日目夜に「話しかける」を選択 | 1枚(濡れ髪立ち絵) |
最終イベント | True End到達 | 1枚(ED演出) |
よくある疑問とFAQ
- Q. 会話選択肢でどれが正解か分からない。
→基本的には「踏み込みすぎない/否定しない/静かに寄り添う」が正解傾向です。迷ったら“黙る”が意外と正しい選択の場合も。 - Q. CGがすべて埋まりません。
→1周では全回収はできません。複数の選択肢・親密度の変化が条件に絡んでいるため、周回前提です。 - Q. Trueエンドに行けません。
→第2・第3週の選択が重要です。「自分のことを話す」「ことねを信じる」選択が必要条件になります。 - Q. スキップ機能はありますか?
→既読テキストのスキップは可能ですが、重要選択肢直前では止まるよう設定されています。
まとめ:言葉と沈黙の、1ヶ月の軌跡
『1room -家出少女-』は、派手な演出やアクションはないものの、日々の生活と心の機微を丁寧に描いた秀逸な作品です。ことねとの1ヶ月間のやり取りは、ただの“恋愛”や“保護者”としてではなく、“ひとりの人間”としてどう向き合うかをプレイヤーに問いかけてきます。
あなたの選択と言葉、そして時には沈黙が、ことねの未来を決めていく。この1ルームの物語が、優しくも深く、記憶に残る体験となることでしょう。
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