失踪した友人の部屋に残されていたゲーム 攻略ガイド【完全版】
誰にも知られずに消えた友人。何の変哲もない部屋。そこに残された一本のゲームディスク──『失踪した友人の部屋に残されていたゲーム』は、プレイヤーが“ゲームをプレイするキャラクターを操作する”という入れ子構造で展開する心理系ホラーADVであり、プレイヤーの視点そのものを“試す”仕掛けに満ちている。
本作の攻略において重要なのは、現実(部屋)と仮想(ゲーム内)の二重構造を切り分けて理解すること。そして、それぞれの世界での操作や選択が互いに干渉しているという点を意識してプレイを進める必要がある。
📦 部屋探索フェーズの構造
ゲームは主人公が「失踪した友人の部屋に入る」ところから始まる。この“現実パート”では、プレイヤーはマウス/キーボードで部屋内を探索し、オブジェクトを調べていく。
このフェーズの目的は以下の通り:
- ゲームディスクや電源ケーブルなどの物理的要素を揃える
- 部屋に残されたメモ・日記・ポストイットなどの情報を読む
- 一定以上の調査進行で「ゲーム起動」イベントが解禁される
この段階で発見できるメモ類は後半に重大な意味を持つ“メタ的ヒント”となっており、プレイヤーがそれらを理解したかどうかで後の分岐条件が大きく変化する。
🕹 ゲーム内ゲーム(GIG)パートの進行と選択
部屋のPCを起動し、ゲーム内のゲーム(以下、GIG)を開始すると視点が切り替わり、まったく別のドット風ホラーADVが展開される。このGIGは単なるフィクションに見えて、部屋に残された情報との照合が必要な内容で構成されている。
GIGパートでは以下の行動が可能:
- NPCとの会話(単語選択式)
- マップ探索(町/病院/山奥の神社など)
- 重要アイテムの取得と使用
しかし、ここでの選択肢は単に「ゲームクリア」のためのものではなく、現実パートで入手したキーワード・順番・回数などを参照していないと“異常分岐”が発生する。
📓 リアルと虚構の同期構造
この作品が特異なのは、プレイヤーが現実と認識していた“部屋”パートにすら徐々に不安定な演出が挿入され、GIGとの境界が崩れていくことにある。たとえば:
- GIGでNPCを倒す → 現実パートでその人物の写真が反転
- GIGで「戻る」を選ばない → 部屋にあったはずのドアが消失
- GIGで嘘をつく → メモの文字が勝手に書き換わる
これらの現象はすべて“記憶の同期不一致”として扱われ、終盤でどのルートへ進むかを決定する判定変数として機能している。
🌀 異常フラグとその兆候
以下の条件を満たすと、通常進行とは異なる異常ルート/演出が解禁される:
- GIGでの同じ選択肢を3回以上繰り返す
- 部屋パートで3分以上無操作状態で待機する
- GIGでセーブ→ロード→セーブ→タイトル戻りを繰り返す
これらはいずれも“意図的に奇行を行った”というプレイヤー側の行動として解釈され、物語がプレイヤー自身を対象に反転し始めるきっかけになる。
🔚 分岐ルートとエンディング構造
『失踪した友人の部屋に残されていたゲーム』は、表面上は一本道に見えるが、プレイヤーの“理解度”や“操作履歴”によって最大4つの異なるエンディングに分岐する構造を持つ。それぞれの結末は、GIGパートと部屋パートでの行動・照合・同期によって変化する。
エンディング名 | 分岐条件 | 特徴 |
---|---|---|
通常エンド | すべての記録を読み、正解ルートでGIGを終了 | 友人は帰ってこないが、真実の一端が開示される |
異常エンド | 同期失敗/操作矛盾多数/記憶の不一致 | 画面がループ/自分の名前が出現/視点が乗っ取られる |
観察エンド | 一切の反応を行わず最低限の行動で進行 | プレイヤーは“誰かに観察されていた存在”として扱われる |
消失エンド | GIGファイルを削除後にゲームを再起動 | 部屋が最初から“存在しなかった”構成で始まり終了 |
このように、ルートごとにメタ構造を突く演出と意味が与えられており、単にクリアを目指すだけでなく“なぜこの結末になったか”を考察することが攻略と直結している。
📁 ファイル操作と真エンド解放条件
本作には特定の操作によって“実ファイル操作型演出”が含まれている。
真エンド(消失)条件:
- ゲームインストールフォルダを開く
- 「gig_save.dat」または「mirror_state.cfg」を削除
- ゲームを再起動 → 起動時に部屋が存在しない
この状態で開始されるルートでは、画面にプレイヤーの使用PC名が表示され、メモ内にプレイヤーの過去の選択履歴が引用されるメタ構造が展開される。
なお、ファイル操作が困難なプラットフォーム(コンシューマ)では、ゲーム内の“仮想フォルダ操作メニュー”から代替操作が可能になっている。
🖼 特殊演出とCGトリガー
本作におけるCGは通常のビジュアルとは異なり、演出内に挿入される“構成崩壊系”演出が対象となる。以下は出現条件と再現性のあるポイント:
- GIGでNPCを3回無視 → 画面が歪曲しCG出現
- 日記をすべて読破 → 最終ログイン画面に静止CG演出
- 部屋で一定の順番でメモを読む → 紙が血まみれで染まる演出
これらは正しいフラグとタイミングでのみ発生し、周回プレイでの取得を前提としている。
💬 攻略FAQ
- Q. GIG内のセーブがロードできないことがある
- A. 異常ルートではセーブファイルが暗号化され、一時的に無効化されます。分岐条件を緩和することで通常に戻せます。
- Q. 消失エンドの演出が出ません
- A. 「gig_save.dat」削除後に再起動するだけではなく、一度部屋内で“本棚を触る”ことがトリガーになります。
- Q. ファイルを戻したのにルートが初期化されません
- A. フォルダの「cache」内にある同期ログも消す必要があります。完全削除後に正常化されます。
📌 攻略まとめ
- 現実パートとGIGパートの情報を照合・記録しながら進行するのが基本
- 異常操作・同一選択肢連打・無操作が分岐に影響する
- 演出の崩壊や視点変化は単なる“ホラー演出”ではなくルートトリガー
- ファイル操作により“ゲームを超える操作”を要求される仕掛けあり
- 考察系ADVとしてルート分岐の意味性を体験する作品設計
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