ウラレタウン 攻略ガイド【完全版】
『ウラレタウン』は、陰鬱で不穏な都市を舞台に展開する、選択型サスペンスアドベンチャーです。プレイヤーは“ある人物”として、この町に巻き起こる不可解な事件の謎を解き明かし、同時に自らの正体や運命にも向き合うことになります。
本作は、2Dサイドビュー形式の探索型ADVでありながら、選択肢とマルチエンディング、キャラクターの関係性によって展開が大きく変化する“リプレイ性の高い構成”が魅力です。『歪んだ日常』『裏社会』『静かな狂気』といった独特の空気感に浸りながら、プレイヤー自身が“この街のルール”を解き明かすことになります。
この攻略ガイドでは、ゲームの基本構造から、登場人物の攻略フラグ、選択肢分岐の詳細、全エンディング条件、やり込み要素や裏ルートの解禁までを丁寧に解説していきます。すべての真実を解き明かすための完全版として、ぜひご活用ください。
ゲームの基本システム
『ウラレタウン』は基本的に下記のループで進行します:
- マップ探索:街中を移動し、キャラ・アイテム・会話を見つける
- イベントトリガー:特定のキャラ・選択肢・時間帯で進行フラグが立つ
- 選択の記録:すべての選択が見えない“カルマ値”や“ルート進行値”に影響
- マルチエンディングへ分岐:全5種の結末が存在
なお本作は“セーブ箇所が限定”されているため、探索の進め方・タイミング・順番を理解しておくことが重要です。
探索のポイントと操作のコツ
マップは大きく分けて以下のエリアに分類されます:
- 駅前通り
- スラム街
- 廃工場区画
- 公園周辺
- 住宅街エリア
各エリアには“昼と夜”で出現する人物やイベントが異なり、同じ場所でも時間帯によって結果が変わります。
重要な探索テクニック
- 昼に情報収集、夜に実行:基本は昼間にヒントを得て、夜に行動する流れが多い
- 会話後に再訪問:一度会話したキャラも、条件を満たすとセリフが変化
- 建物の裏口:一部施設は正面以外からも侵入可能。裏ルート探索の鍵
序盤攻略:1日目〜2日目の進め方
ゲーム開始直後の1〜2日は、探索と人間関係構築のチュートリアルとして機能します。この段階で“誤った選択”をしても即バッドには繋がらないため、できるだけ多くの住人と会話し情報を集めましょう。
必ず話しておくべき人物
- ミナミ:公園近くに現れる少女。夜になると別の場所にも現れる。
- 店主アカギ:駅前通りの雑貨店にいる。薬・鍵・メモを販売。
- 廃工場の老警備員:裏情報の提供者。好感度によってイベント開放。
序盤に確保すべきアイテム
- 鉄パイプ(スラム街の裏路地)
- 小さな鍵(公園・ベンチ下)
- 懐中電灯(雑貨店で購入)
2日目終了時点で「イベントフラグ:不穏な囁き」を獲得していると、中盤の分岐ルートに進行できます。
中盤攻略:分岐ルートとカルマ選択の影響
3日目以降の進行では、プレイヤーの行動が“カルマ(業値)”と“キャラ親密度”に強く影響し、ルート分岐やエンディング条件を左右します。
3つの主要ルート
- 追跡ルート:事件の真相を暴き、黒幕に迫る(真相ルート)
- 共犯ルート:住人と協力/迎合し、町に溶け込む(堕落ルート)
- 逃走ルート:すべてを投げ出して町を出る(自壊ルート)
選択肢に明確な“善悪”の区別はなく、プレイヤーの行動傾向によって「無自覚にカルマが増加」するケースも存在します。
カルマを上げる(危険な)行動の例
- 住人を無視/裏切る
- 暴力的な選択肢を選ぶ
- 特定アイテムを“勝手に使う”
カルマを下げる行動の例
- 人助けをする(例:倒れている老婆を介抱)
- 共感する選択肢を選ぶ
- 施設の電源を戻す/迷子を保護する
キャラクター別ルート分岐とフラグ
本作では、特定キャラとの親密度が一定以上に達すると、個別ルートまたは特別エンディングが解禁されます。
キャラクター | 条件フラグ | 結果 |
---|---|---|
ミナミ | 3日間以上好感度イベント選択、夜に2回会話 | 共に町を出る/残るかの分岐 |
アカギ | 店の手伝いイベント成功+薬の返却 | 地下ルートの開放フラグを得る |
カズオ | 暴力的選択を3回以上取る | 裏社会ルートへ分岐 |
裏ルート:廃教会の封印解除
“ウラレタウン”というタイトルの由来でもある「町の裏面」へ至る隠しルートの開放条件は極めて限定的です。以下の3要素をすべて満たすと、廃教会に現れる“封印扉”が開きます。
開放条件
- 夜間に「黒い祭壇」の前でミナミと会話
- カルマ値が中立以下である(±5未満)
- 旧警察署の奥から「赤い札」を入手している
封印扉を開けると、“本当の町の歴史”が語られる隠し章が始まり、ここからエンディングD(真ルート)へと繋がります。
全エンディング条件一覧
『ウラレタウン』には全5種類のエンディングが存在し、カルマ値・選択肢・フラグの達成状況によって分岐します。
エンディング名 | 分岐条件 | 内容 |
---|---|---|
A:孤独な脱出 | 誰とも親密にならず町を出る | プレイヤーだけが助かるが謎は未解決 |
B:共犯の選択 | カルマ高/裏ルート開放せずカズオと共闘 | 裏社会に溶け込み“支配者”となる |
C:廃墟の残響 | 重要人物を見捨てる/選択肢ミス | 真相未解決のまま町が崩壊(バッド) |
D:失われた記憶 | 封印解除・赤い札使用・ミナミ親密度高 | 自らの正体を思い出し、町の本質に触れる |
E:人間としての選択 | カルマ中立/3人以上と親密状態で最終選択 | 誰かを救い、誰かを失う多面エンド |
やり込み・周回要素
本作は1周あたり約90分〜120分ですが、以下のような収集・やり込み要素が存在します:
- 実績解除(Steam):全24種。分岐到達・死亡回数・親密度などが条件
- 裏会話ログ集め:特定状況でのみ聞けるセリフが多数存在(10件以上)
- 全アイテム収集:回収アイテム30種以上。すべて集めると図鑑解放
- 2周目以降の特典:マップ一部オープン・封印扉即アクセス可能
特に真エンド(D)後は、“タイトル画面が変化”し、2周目以降が完全に異なる流れになる点にも注目です。
よくある疑問とFAQ
- Q. フラグが立たず先に進めません。
→1つのイベントを起こすには複数の条件が必要です。特定の人物と複数回会話、夜の探索、アイテム所持が鍵になります。 - Q. 選択肢の意味が分からない。
→“感情的な言葉”を選ぶとカルマが増加、“共感的な返答”を選ぶと低下する傾向があります。 - Q. 敵に襲われた後、復帰できません。
→ゲーム内には“即死”ではなく“記憶障害”イベントがあり、記憶が失われると進行が難しくなります。セーブ推奨。 - Q. 全エンディングを見るには何周必要?
→最短でも4〜5周(+分岐確認用の再ロード)を想定してください。
まとめ:この町の嘘を、あなたは暴けるか
『ウラレタウン』は、サスペンスADVとしての物語性とプレイヤーの選択による分岐、そして街そのものに潜む“記憶と罪”の構造を描いた極めて完成度の高い作品です。全体を通じて問われるのは「あなた自身がどんな結末を望むのか」。
すべての選択が積み重なり、町が変わり、人が変わり、自分が変わっていく。その重みを受け止めながら、どうか最後までこの町の謎と向き合ってください。
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