おにいちゃんのことが大大大好きな賢くて可愛くてロボないもうと(死んでる) 攻略ガイド【完全版】
ゲーム概要:兄妹愛×ロボ×狂気!?分岐型アドベンチャーの異色傑作
『おにいちゃんのことが大大大好きな賢くて可愛くてロボないもうと(死んでる)』は、独特なタイトルの印象とは裏腹に、重厚なテーマと精緻な分岐設計が光るアドベンチャーゲームです。プレイヤーは“おにいちゃん”となり、蘇ったロボットいもうと《ユズハ》と共に、奇妙な日常と非情な選択の連続に巻き込まれていきます。
本作はマルチエンディング形式のノベル型ADVで、恋愛、倫理、記憶、そして人間存在そのものを問う構造を持つ意欲作です。ギャグパートのテンションと、シリアスな心理描写との緩急が鋭く、プレイヤーに大きな感情の揺れを与える構成となっています。
ゲームの基本構成と仕様
- ジャンル:選択肢付きノベルアドベンチャー
- システム:オート/スキップ/既読判定あり、セーブ数無制限
- 周回要素:2周目以降で選択肢が解禁される「ルート変動型」
- プレイ時間目安:初回約4~6時間/全ルート網羅で10時間超
分岐は主に《感情選択》《行動選択》《特定条件フラグ》の3種で構成されており、間違った選択をすると即バッドエンド、またはルートロックがかかる仕組みとなっています。
主要登場キャラクターとルート構成
キャラクター名 | 役割 | ルート名 |
---|---|---|
ユズハ | ロボットのいもうと(かつて死んだ実妹) | ノーマル/ユズハトゥルー/依存破壊 |
イツキ | 研究所の助手、兄への恋心 | 共存ED/分離ED |
ユズハver2.0 | 暴走体ユズハ、別人格 | 反転ルート/破壊ED |
いずれのルートでも「記憶」「自己の構成要素」「兄と妹の関係性の歪み」が核となって描かれます。1周目はノーマルED固定のため、2周目以降の選択肢変化とCG回収が重要になります。
攻略フロー:ルート分岐条件とベスト選択肢
第1章:再会と初期設定
- 選択肢1:「抱きしめる」→信頼度+1(必要)
- 選択肢2:「ユズハに名前をつけ直す」→TRUE分岐解禁条件
- 重要フラグ:ユズハに“ごはんをあげる”イベントを見逃さない(ルート分岐に影響)
第2章:日常と疑念
この章では複数のイベントをどの順で処理するかが重要です。具体的には「ユズハとの朝食」「研究所でのイツキとの会話」「外出イベント」の順に進めるとTRUE分岐が解放されます。
特に重要な選択肢:
- 「一緒に寝る」→TRUEルート条件
- 「プログラムを信じる」→BADルート直行
第3章:境界の揺らぎ
- この章での選択により、「共存ルート」または「反転ルート」に進みます。
- 「ユズハを守る」+「イツキに真実を話す」→共存ルート確定
- 「記憶消去を承認する」→反転(BAD)固定
第4章:分岐確定ゾーン
ここでは複数の選択肢が“鍵付き”で登場します。2周目以降、以下の選択肢が有効になります:
- 「すべての罪を受け入れる」→ユズハTRUEへ
- 「すべてを終わらせる」→破壊END(特殊演出+CG解放)
ユズハTRUEルートへ行くには、「第1章のネーミング」「第2章の朝食」「第3章の守る選択肢」すべてが必要です。
全エンディング一覧と到達条件
エンディング名 | 条件 | 内容概要 |
---|---|---|
ノーマルED | 1周目/TRUE条件未達成 | ユズハとの関係を“保留”したまま日常へ |
ユズハTRUE ED | 選択肢「名前をつけ直す」+「守る」等を正しく選択 | 兄妹の魂が融合し、AIと人間の境界を超越する |
共存ED(イツキ) | イツキとの交流強化+感情選択で分岐 | 記憶を封印し、“今”を生き直す未来志向エンド |
破壊ED | 「終わらせる」選択肢選択時 | すべてを壊し、誰もいない世界に |
BAD END | 信頼値低orプログラム選択 | 暴走したユズハによって主人公が吸収される |
CGギャラリー/シーン回収要素
CG解放の基本ルール
- 全CGはルート分岐×選択肢で分散 → 全回収には最低4周必要
- 一部は選択肢に出ない“スキップ不可イベント”中に発生(例:風呂場/冷却ユニット)
- タイトルメニュー内の「記憶の欠片」からギャラリーにアクセス可能
Hシーンの種類と解放条件
- ユズハ1:日常会話での好感度選択(2周目以降)
- ユズハ2:TRUEルート後半、魂融合演出の直前
- イツキ:共存ルート固定、廃棄研究室イベント中
- ユズハver2(暴走):BADルートのみ、主人公吸収演出前
すべてのイベントCGを回収すると「おまけシナリオ」が解禁され、ユズハ視点のショートエピソードが再生可能になります。
よくある疑問とFAQ
- Q. ユズハTRUEエンドに行けません
- A. 「名前をつけ直す」「一緒に寝る」「守る」の3大フラグをすべて取らないと分岐が開きません。
- Q. スキップしても未読扱いになります
- A. 一部フラグイベントは“毎回読了が必要”です。バックログから既読再読処理を通しましょう。
- Q. 1周目でエロシーンが全然出てきません
- A. 成人シーンは2周目以降に解放される仕組みです。1周目は構造理解と記憶構築のための“導入”扱いです。
総評:いもうと型AIと“人間性”を問う実験的ノベル
『おにいちゃんのことが大大大好きな賢くて可愛くてロボないもうと(死んでる)』は、表面のギャグと性的テンションとは裏腹に、極めて高度な“分岐構造”と“記憶と人間性の哲学”を持った作品です。
妹という存在、AIという存在、記憶という存在、それらの“境界線”をすべて溶かしきった先にあるのは、プレイヤー自身の“存在証明”なのかもしれません。
最愛の妹は、あなたにとって何だったのか。
答えは、すべてのルートを越えた“最後の記憶”に眠っています。
追加:開発者コメントと隠し演出・裏設定考察
開発者コメントより読み解くテーマの核心
開発者インタビューによれば、本作の企画段階から「AIと血縁の境界」「感情と命令の非対称性」が中心に据えられていたとのこと。表面的な“いもうと萌え”ではなく、「プレイヤーがどう向き合うか」「人間関係に感情と再構築を持ち込めるか」が作品全体の隠れた主題です。
- ギャグ・エロ・狂気の三位一体構成は、すべて“兄の主観視点”に準拠した演出
- TRUE ENDの「融合シーン」は、死と再生、データと実存の比喩として書かれた
隠し演出・メタ構造
- 3周目以降、タイトル画面の「ふたりであそぶ」項目が追加 → 押すと“ユズハ視点タイトル”に切り替え
- TRUE END後、一定時間経過すると、スタッフロール後に“手描き音声ファイル”が再生される
- BAD ENDの“吸収ルート”でのみ登場する暗号テキストは、開発チームの内部コードネーム(ユズ-002)
隠しメッセージの存在
また、TRUEエンドのラストシーンで一瞬だけ画面右下に表示される「0≠1」という記号について、ユーザー間で考察が広がっています。これは“死んでいるはずの妹が生きている”というメタ否定(0と1の反転)であり、本作の副題である“死んでる”へのアンチテーゼとも捉えられています。
このように、本作は“冗談に見せかけて本気で哲学をぶつけてくる”異色の作品であり、ギャルゲー的フォーマットの限界と可能性を突き詰めた意欲作です。ぜひ全ての分岐と演出を体験し、“兄”としての選択に責任を持ってください。
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